2021研究シーズ集_211012
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センサノードの電源問題を          解消します実用化イメージ、想定される用途センサノード用駆動電力送電、情報収集システム・工場、建物、農業施設などで使用されるワイヤレスセンサーネットワーク・重量制限、立ち入り困難箇所に設置される常時監視センサシステム企業等への提案本技術にご興味をお持ちの企業の技術相談をお受けします。また共同研究等のご検討の際にはご連絡ください。電気・電子情報工学系 電磁波工学研究室http://www.comm.ee.tut.ac.jp/em/index.html優位性・人が立ち入ることなく、センサの充電が可能となります。・センサの設置場所を自由に選べます。実験系実用化に向けた課題・実環境での実証実験・送受電器のさらなる小型化・反射プローブの小型・省スペース化・送電回路の低コスト化キーワードキーワードワイヤレス電力伝送、バッテリーレスセンサシステム、ワイヤレスセンサネットワーク、ワイヤレスハーネス−084−研究段階研究段階基礎基礎実証実用化準備実証実用化準備環境・エネルギー環境・エネルギーワイヤレスハーネスの研究開発電気・電子情報工学系田村 昌也 准教授研究者情報:https://researchmap.jp/tamura_1208概要人間の生活を安全で安心なものにするため、様々な設備や装置に多数のワイヤレスセンサが設置されています。発電所や工場のインフラなど人の手が届きにくい、あるいは人が立ち入るには危険な場所ほど多くのセンサを設置する必要があります。このような複雑な環境下でもセンサをワイヤレスに充電できる技術を研究しています。従来技術・立ち入りが危険な場所ほど多くのセンサが必要になります。これらのセンサは電池駆動で、定期的な電池交換のためにそのような場所へ人が入らなければならないことが問題となっています。特徴建物に使用されている鉄筋や設備・装置に使用されている金属板を利用します。これらに加えて、金属メッシュなどでセンシング領域を囲うことで、センサへの送電に使用する電波はセンシング領域内に閉じ込め、通信に使用する電波はセンシング領域外へ透過させることができます。反射プローブ技術でセンシング領域内に閉じ込めた電波の分布を制御し、自由に配置したセンサへの送電が可能です。

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