2021研究シーズ集_211012
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電気・電子情報工学系  クリーンエネルギー変換研究室http://www.cec.ee.tut.ac.jp/実用化イメージ、想定される用途・電力貯蔵向け定置型中・大型電源・車載用中・大型電源カルシウムイオン電池用新規正極材料の検討例(酸化バナジウム V6O13)実用化に向けた課題・充放電の可逆性が高い新規電極材料の探索・円滑な充放電を可能とする電極材料の粒子形態制御技術および電極化技術の開発・高い電気化学的安定性を備えた液系及び固体系電解質の開発(⇒電極との副反応抑制)企業等への提案リチウムイオン電池に代わる高エネルギー密度・高安全・低コストな新型電池の実現に挑戦しています。この技術にご興味がありましたらご連絡ください。−083−キーワードキーワード多価イオン電池、カルシウム、高電池電圧、大容量化、安全性向上、電極材料研究段階研究段階基礎基礎環境・エネルギー環境・エネルギー実証実用化準備実証実用化準備多価イオン電池の研究開発電気・電子情報工学系稲田 亮史 准教授研究者情報:https://researchmap.jp/read0061241概要電電気自動車・燃料電池自動車等のクリーンビークルや自然エネルギー発電分野、更にはセンサ・ウェアラブルデバイス等での利用も見据え、次世代型二次電池の高安全化・低コスト化・高池性能化・高信頼化に資する研究開発を幅広く展開しています。優位性従来技術の・活性の高いリチウムを使用するため、安全・リチウムより安定で埋蔵量の多いカルシウ性・信頼性に懸念があります。ムを使用するため、高安全化・低コスト化・リチウムは希少元素であり、低コスト化やが期待できます。未将来的な安定供給に懸念があります。・カルシウムを電荷担体とするため、高電・大容量化に限界が見えつつあります。圧・大容量な二次電池の実現が期待できます。来特徴環境負荷が小さく高エネルギー密度で安価な次世代型二次電池として「多価イオン電池(カルはシウムイオン電池)」に着目し、充放電時の可逆性の高い電極材料探索と性能向上に資する研究に取り組んでいます。明るいよ

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