2021研究シーズ集_211012
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実用化に向けた課題・いち早くエッジデバイスで実現したい応用分野の特定・最適化技法を適応した際の利得を推定する性能モデルの開発・新しいコード変換機構開発に必要なソフトウェアコーディングの人的リソース−071−キーワードカスタムコンピューティング、ハード・ソフト協調設計、ドメイン特化型処理、メモリ階層の最適化、メモリアクセス局所性研究段階基礎実証実用化準備アプリ性能チューニング支援とその自動化情報・通信メモリデータフローの最適化を中心としたプログラム高速化技術の研究情報・知能工学系佐藤 幸紀 准教授研究者情報:https://researchmap.jp/yukinori_sato概要的ココンピュータにて実行されるプログラムを高度な最適化技法に基づき変換を重ねていく技術を、ソフトウェア実行性能の改善やドメイン特化型のハードウェア記述に変換することに応用なンし、性能だけではなく、電力効率も劇的に改善することを目指す研究に取り組んでいます。優位性従来技術コピ・汎用CPUを対象とした命令レベル並列処理・汎用で可読性が高いプログラムから、専用ューの活用のためのコード変換で性能を重視したコードに変換できます。・スパコンの開発現場などに限定されていた・スパコン開発現場におけるコード最適化技高度なコード変換技術術をコモディティレベルに展開できます。ドー特徴変タ今後期待される高効率で低コストな計算機システムを実現するには、プログラムの高度な最適化技術が重要です。私たちは下記のアプリ性能チューニング支援ツールを開発・活用して、プロ換のグラムの意図する動作を満たしつつ、対象コードのメモリ参照局所性をターゲットとなるハードウェアの特性に合うようにコード変換を重ねていきます。さらにスパコン運用の現場での手作業でキャッシュメモリにヒットさせるプログラムの変換プロセス自動化や、応用分野に特化したパ技ソラメータを埋め込んだコード変換を重ねていきます。【開発したアプリ性能チューニング支援ツール】術フ1.メモリ局所性プロファイラ Exana (EXecution-driven Application aNAlysis tool)2.キャッシュ競合検出 C2Sim (Cache-line conflict simulator)にト3.タイルサイズを自動チューニング機構PATT (Polyhedral compilation based AuTo Tile size optimizer)よウ4.実行バイナリコードの実行時最適化機構 Exana DBT (Execution-driven Application Analysis and Dynamic Binary Translation system)ェり劇ア的実に行改性実用化イメージ、想定される用途善能・LLVM等のコンパイラフレームワークに組しをみ込まれることを目指します。そのカスタマイズノウハウのサポートビジネスも可能と考えます。先ま・全く新しい応用を実現するエッジデバイスをシステムとして提供する基盤技術。進す企業等への提案この技術にご興味をお持ちの企業の技術相談をお受けします。また共同研究等のご検討の際にはご連絡ください。情報・知能工学系 計算機システム性能工学研究室http://www.perf.cs.tut.ac.jp/

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