2021研究シーズ集_211012
66/146

建築・都市システム学系 海岸工学研究室http://www.umi.ace.tut.ac.jp/UAVによる干潟の地形変化の調査結果(1)平面地形変化実用化に向けた課題・高精度計測を実現するための地上標定点(GCP)の効率的な配置の検討が必要。・計測精度確保のためには、調査環境・条件ごとの計測精度の検証が必要。UAVによる干潟の地形変化の調査結果(2):2週間での干潟の断面地形の変化−057−キーワード土砂移動、地形変化、現地観測・調査、UAV、GNSS、干潟モニタリング研究段階基礎実証実用化準備GNSSによる標高データとUAVによる標高データの比較計測・制御 河口・沿岸域における土砂動態と地形変化の把握建築・都市システム学系加藤 茂 教授研究者情報:https://researchmap.jp/skato概要現地無人航空機 (UAV:Unmanned Aerial Vehicle)により短時間で大量の空中写真撮影を行うことで、水域条件が時々刻々変化する水辺の地形を限られた時間内で計測し、水辺の地形の3次元形形象状や、その地形変化を詳細に把握することを目的としています。優位性従来技術の変・レベルやトタルステーション(TS)を用いた・対象領域の3次元地形データを容易に取得計測では、地形の3次元形状を把握するたでき、撮影条件次第で高精度の計測も実現めには非常に多くの計測を行うことが必要できます。化解で、時間も労力もかかります。・現地での調査時間や作業量、人員を削減できます。明を特徴【研究事例】高にUAVによる干潟地形計測精度の検証標定点(GCP)の数・配置や、空中写真撮影の条件を工夫することで、全球測位衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite 取精System)測量結果との比較から誤差±5cm程度の高精度地形計測がUAVによって可能となりました。また、潮汐による水位低下が大きく広範囲の干潟が干出する夏季り度では、GNSS測量(GCPの位置情報取得)、UAVによる空撮、共に2時間程度で、干出範囲がやや狭くなる冬季においては1時間程度で調査が可能であり、干潟の干出時間内での地形計測が可能です。で組み捉えます問題解実用化イメージ、想定される用途・地形変化や土砂環境の高頻度モニタリング決・3次元地形データを用いた土砂動態の把握や企業等への提案この技術にご興味をお持ちの企業の技術相談をお受けします。また共同研究等のご検討の際にはご連絡ください。

元のページ  ../index.html#66

このブックを見る