環境中にはどんな生物種が存在するのか?高感度・高精度に同定します 実用化に向けた課題・最適な評価法の選定・解析コストキーワード次世代シークエンサー、アンプリコンシークエンス、菌叢解析−114−研究段階基礎実用化イメージ、想定される用途・農業:土壌生物の群集解析による土壌特性の評価・食品:発酵食品の菌叢解析による食品の品質向上・医療:腸内細菌叢の解析による腸内環境診断・化学:皮膚常在菌の解析による化粧品等の評価企業等への提案この技術にご興味をお持ちの企業の解析依頼や問い合わせ含め技術相談をお受けします。また共同研究等のご検討の際にはご連絡ください。尚、一年に1度、2泊3日の集中講義方式で講習会も開催しています。応用化学・生命工学系 分子遺伝学研究室実証実用化準備バイオ・ライフサイエンス次世代シークエンサーを用いた菌叢解析応用化学・生命工学系広瀬 侑 助教研究者情報:https://researchmap.jp/yuuhirose概要次世代シークエンサーを用いて、数千万分子以上のDNA塩基配列を一度に読み取ることで、環境中に含まれる生物の「種類」とその「割合」を極めて高い精度で解析します。その結果に基づき、その環境の状態を定量的に評価することができます。優位性従来技術・顕微鏡観察・微量の生物種を検出できます・単離培養・生物種を高い精度で分類できます・培養できない生物種の存在も確認できます特徴近年、生物のゲノム情報をハイスループットに解析できる次世代シークエンサーを用いた菌叢解析法(微生物群集構造解析)が確立されています。この手法は、数千万分子のDNA塩基配列を一度に読み取ることで、環境中に含まれる生物の「種類」とその「割合」を極めて高い精度で解析することができ、ヒト腸内環境の診断をはじめ、様々な分野での応用が進み、今後も様々な新しいサービスを生み出すことが期待されています。一方、菌叢解析のためには、DNAの精製からシークエンス、得られたデータの解析までと、幅広い分野の知識を必要とします。本研究室では、4年ほど前から次世代シークエンサー解析講習会を開催し、その技術の普及に努めています。
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