2021研究シーズ集_211012
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並列的に配置できます 機械工学系マイクロ・ナノ機械システム研究室https://sites.google.com/site/moeton/実用化イメージ、想定される用途実用化に向けた課題・ディスペンサアレイ、インクジェットヘッ・高粘度と高表面張力の安定した液滴吐出特ド・ハイスループット3D細胞プリンティング性の解明・「細胞を含有した液滴吐出」を行うノズル・マイクロ空間での局所溶液供給,溶液回収アレイと条件の設計・物理現象・生体反応などの解明ツール・機械ステージと組み合わせたシステム化企業等への提案このノズルアレイの作製技術と液滴配置技術にご興味をお持ちの企業の技術相談をお受けします。また共同研究等のご検討の際にはご連絡ください。優位性・ノズルアレイを基板に隣接した状態で、水溶液を吐出することで、液滴状に配置することができる。細胞や生体高分子の溶液を利用できます。−003−キーワード多点マイクロノズルアレイ、感光性樹脂、流路抵抗制御、 低コストノズル、吐出状況研究段階基礎加工・処理実証実用化準備マイクロ液滴輸送用の 流路一体型多点マイクロノズルアレイ機械工学系永井 萌土 准教授 研究者情報:https://researchmap.jp/moeto概要ピ 細胞と生体高分子を工学的に活用し、健康と機械工学の分野に貢献することを目的にしています。マイクロ・ナノ加工技術で作製したノズルアレイを主に空圧での変形を用いて吐出操作を行コ います。機械ステージとも組み合わせ自動的に配置し、細胞や生体高分子のシステム応答を解析します。従来技術リ ・インクジェットで吐出する溶液は、低粘度、低表面張力の液体が用いられる。水溶ッ 液には適していません。ト特徴 ほとんどの透明マイクロ流体デバイスは、閉鎖構造で開口がなく、デバイス外部への物質の輸送ができない。ル・直径30μmの貫通孔を複数個アレイ状に配置のした感光性樹脂製の底面部を有する。・さらに上面部は、シリコーンゴム製のバルブ膜を設けた流路からなり、100μm角の断水面形状となっている。・これらを簡単に精度良く作る製造技術に加え,マイクロ流路を組合わせて流体輸送を溶実証している。《詳細》・アスペクト比0.67(孔部の直径を30μm、層液の高さを20μm)とした貫通穴の形成により、流路抵抗が低減可能である。さらに貫を通孔内のデッドボリュームが削減できる。・貫通孔の層に加え,流路部の層に変形機能を持たせた多層の一体構造である。・多点のマイクロ局所空間での溶液サンプルの吐出と回収が可能である。

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