2021研究シーズ集_211012
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実用化に向けた課題・室温にて液晶配向状態の固定を可能とする高分子材料への展開・室温以下で昇温・降温の両過程にてネマチック相を示す高複屈折性液晶材料の開発−099−キーワードキーワードキーワードキーワード複屈折、ネマチック相、棒状分子、高分子材料、 アルキルチオ基、アルキル基、π-共役系棒状分子応用化学・生命工学系 高分子材料工学研究室研究段階研究段階研究段階研究段階基礎基礎基礎基礎材料・ナノテク材料・ナノテク材料・ナノテク材料・ナノテク実証実用化準備実証実用化準備実証実用化準備実証実用化準備位相差材料等への応用を指向した 新しい高複屈折性液晶分子応用化学・生命工学系荒川 優樹 助教研究者情報:https://researchmap.jp/yukiarakawa概要硫一般に液晶性を示しにくい硫黄系置換基を導入した棒状分子において、高い複屈折性を有するだけでなく、室温付近にて液晶相を示す分子設計指針を見出しました。高分子化することで位相黄差フィルムや偏光フィルムなどへの応用が期待できます。を優位性従来技術・室温付近で液晶性を示す高複屈折材料の製・低融点で高屈折率及び高複屈折を示す液晶利作が困難です。材料が製作可能です。・硫黄活用で低廉な価格が期待できます。用特徴し高複屈折性液晶材料の開発課題1.室温付近で液晶性を示す高複屈折材料の開発は困難。(複屈折の向上と相転移温度の低下はたトレードオフ)2.分極率の高い硫黄を含むアルキルチオ基(-SR)の分子構造への導入は有効であるが、棒状分液子では液晶相を示しにくい。晶【研究成果】アルキルチオ基とアルキル基との非対称系の分ジフェニルージアセチレンを合成することで、広い温度範囲で液晶性を示す高複屈折性分子を開発しました。子《特徴》・複屈折(Δn)が0.3を超える液晶材料の・室温まで液晶相が過冷却されるπ-共役系棒状分子・可視領域に吸収を持たない透明材料開発実用化イメージ、想定される用途・薄膜位相差フィルム・LCDの透明偏光板(低消費電力化)・コレステリックフィルム・偏光フィルム企業等への提案この技術にご興味をお持ちの企業の技術相談をお受けします。また共同研究等のご検討の際にはご連絡ください。

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