電気・電子情報工学系 スピン・エレクトロニクスグループhttp://www.spin.ee.tut.ac.jp/優位性・磁性絶縁体(YIG)ではあらゆる方向に伝播させることができ、複雑でより実用に近いデバイス設計が可能になります。フォーク型のスピン波位相干渉演算素子実用化に向けた課題・デバイスのさらなる高性能化・大量生産方法の確立−093−キーワードキーワードキーワードキーワードマグノニックス、 スピン波、 低消費電力、 スピン波IC研究段階研究段階研究段階研究段階基礎基礎基礎基礎企業等への提案この技術にご興味をお持ちの企業の技術相談をお受けします。また共同研究等のご検討の際にはご連絡ください。材料・ナノテク材料・ナノテク材料・ナノテク材料・ナノテク実証実用化準備実証実用化準備実証実用化準備実証実用化準備スピン波集積回路の開発電気・電子情報工学系後藤 太一 助教 研究者情報:https://researchmap.jp/taichigoto概要伝 私たちは、ナノ・マイクロシステムと、磁気、光学、高周波、電気・電子工学を融合し、新規な機能性材料、応用デバイスの開発をしており、他大学研究者と共同で磁性絶縁体中を伝わる磁播 石のつくる波(スピン波)を使った新しい演算素子を開発しています。損従来技術 ・磁性金属(パーマロイ合金)を使用のため 失一方向の伝播となります。 が 特徴極コンピューターの処理速度の増加やCPUの高温化を背景として、磁性体中を伝わるスピン波(磁化の歳差運動が作る波)は、電荷移動を伴わない(熱を発しない)高速な情報キャリアとして注目を集めています。スピン波は、伝搬媒体である磁性体をナノ・マイクロサイズで加工したり、集少表面に磁気的な周期構造を形成したりすることで制御できます。これまでに、イットリウム鉄ガーネット(Yttrium iron garnet、YIG)と呼ばれる磁性絶縁材料をナノスケールで形成することに成功しています。このYIG中を伝わるスピン波を用いて、伝播損失が100分の1で、反射によるノ積のイズのない、世界最高性能の位相干渉を使った素子(位相干渉器)の開発に成功しました。図に示したのがそのデバイスです。回3つの入力端子からスピン波を入力すると、位相干渉部で重ね合わされたスピン波は、自動的路に、出力端子に演算結果を出力します。スピン波配線は、磁性絶縁体でできており、金膜が各端子の端に設置され、余分なスピン波の発生をを抑えています。磁場は素子全体に対して垂直に印加されています。現在,スピン波演算素子の集積化(チップ化)を進め,世界初のスピン波デバ目イスの実用化を目指しています。指し実用化イメージ、想定される用途・低消費電力で飛躍的な処理機能をもつデバまイスす
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