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発明の名称 発明者 公開番号 特許番号 実施許諾 目的 技術概要 実績
マイクロ波プラズマトーチ及びマイクロ波プラズマ溶射装置 安井利明 特開2007-002273 特許第4719877号 マイクロ波プラズマトーチ及びそれを用いたマイクロ波プラズマ溶射法により、供給した固体の溶射原料粉末を加熱溶解し、加速し、皮膜を形成する方法を提供する。 プラズマ溶射法においては、主に直流放電または高周波放電が用いられており、1kW程度以下でのマイクロ波によるプラズマ放電は効率が悪く高温度のプラズマ生成ができなかった。これを、プラズマ発生法から検討することにより高温度プラズマの生成を実現した。このマイクロ波プラズマを用いて、供給した溶射原料粉末を加熱溶融し、加速し、良好な皮膜を形成することが可能となった。この溶射装置は金属やセラミックスの溶射に利用できる。
加速度評価装置 西村一寛,井上光輝 特開2007-205844 特許第4961548号 従来の加速度センサに必要であった、センサ等を駆動する為の電源が不要で、またデータを判別する為の装置なども必要とせず、簡便で携帯可能な加速度評価装置を提供する。 装置を、主に永久磁石と軟磁性材料のみで構成することで、簡単な構成で確実に加速度を評価できる。また、場合により、装置の一部に電気回路を設けて、一定強さの加速度を検知したいときに、外部の回路を動作させる、あるいはその状態を表示できるような機構も、応用例として提案している。
通信システムにおける干渉信号判定方法および干渉信号除去方法ならびに干渉信号除去装置および受信装置 横山光雄,Ranga 特開2007-221525 特許第4862151号 スペクトル拡散多元接続(SSMA)、または、符号分割多元接続(CDMA)と呼ばれている、通信システムでの干渉除去技術を提供する。 同じ周波数帯の電波を使って複数のユーザーが通信できるようにする多元接続技術においては、一つのゾーン内に同時通信局数が多いと、他局との相互干渉により、通信品質が劣化する現象がおきる。本特許は、この干渉を除去する技術に関するものであり、従来技術のように同時通信中の情報、拡散符号等を事前に知る必要が無いため、受信装置の小型化と処理時間の短縮が実現できる。
電子メールフィルタリングプログラム、電子メールフィルタリング方法、電子メールフィルタリングシステム 白川正知,山崎仁 特開2006-260515 特許第4670049号 電子メール中に含まれる情報に依存することなく、配信経路上における中継装置が過去に中継した迷惑メールの頻度に基づいて、迷惑メールをフィルタリングすることが可能な電子メールフィルタリングプログラム、電子メールフィルタリング方法、電子メールフィルタリングシステムを提供する。 不特定多数の送信元から送信された多数の電子メールのなかから迷惑メールをフィルタリングするためのプログラム、方法およびシステムに関する発明である。この技術を使用することにより、電子メール中 に含まれる情報(アドレスやテキストなど)に依存することなく、配信経路上の中継装置に蓄積された情報をもとに、多数の電子メールの中から迷惑メールを フィルタリングすることが可能となる。電子メールを利用している組織(企業や団体) や個人において有効に活用できると期待される。
パターン画像への情報埋め込み方法および情報読み込み方法ならびにパターン画像への情報埋め込み装置および情報読み込み装置 栗山繁,松原潤弥 特開2008-199425 特許第4910145号 印刷や撮影等に際して雑音混入や画像の変形等に対する強固な耐性が確保された画像はデザイン的な要素を加えることが困難なため、それらを大量に用いると印刷物の見栄えを損なうという問題に鑑み、人間が意図的にデザインできる図柄を変形して生成される画像群を用いて、印刷や撮影等の際に混入する雑音やひずみに対してこれまでよりも頑健に多くの情報を埋め込み、読み出すことを可能とする方法ならびに装置の提供。 この技術は、印刷される画像群に対して人間の視覚に感知されない情報を埋め込み、および読み出すものである。マスク領域の抜き出し部では、複数個の変形図柄の各変形図柄からn個のマスク領域を抜き出す。マスク領域内の色の割合計算部では、各マスク領域に分布する色の割合から、各領域にmビットのデータを埋め込む。これにより、各変形図柄にはn×mビットのデータが埋め込まれる。クラス種類決定部では、割合計算部で埋め込んだn×mビットのデータを用いて、各変形図柄を2↑(nm)個のクラスに分類する。文字列の分割と変形図柄の選択部では、埋め込む情報データをn×mビットごとに分け、2↑(nm)個のクラスから対応する変形図柄を選択する。変形図柄配置連結部では、選択した変形図柄を規則的に配置することで情報データが埋め込まれたパターン画像を生成する。検出用枠設置部では、撮影時に情報データが埋め込まれたパターン画像の領域を検出するための枠を設置する。この情報埋め込み装置を用いる事により、枠付きパターン画像が生成される。
ハロゲン化合物の処理方法及びその装置 特開2008-119572 特許第4654445号 炭酸カルシウム(CaCO↓3)やフッ化カルシウム(CaF↓2)が生成して、装置中のパイプの壁等に析出してパイプが詰まってしまったり、ポンプに異常負荷がかかったりする場合があることに鑑み、ハロゲン化合物からハロゲンを回収し、無害化処理するために高純度のハロゲン化合物を提供することができ、或いは、耐久性があり、効率良く処理する方法及び装置を提供することの実現。 この技術は、カルシウムイオンを含む水溶液は、水酸化カルシウム(Ca(OH)↓2)又は炭酸カルシウム(CaCO↓3)を含む水溶液又は懸濁液に燃焼ガスに含まれた塩化水素(HCl)を溶解させた水溶液を導入し、水溶液を塩化カルシウム(CaCl↓2)を含む水溶液に変換し、難溶性カルシウム化合物の沈殿は、反応槽を複数個使用し、反応槽を2つのグループに分け、一方のグループの反応槽にはハロゲン化合物が反応するに必要な塩化カルシウム(CaCl↓2)の化学当量よりも少ない量の塩化カルシウム(CaCl↓2)の水溶液を導入して反応させ、その反応液から難溶性カルシウム化合物を除去した後に、ハロゲン化合物の水溶液を保存する槽に循環させ、他方のグループの反応槽にはハロゲン化合物が反応するに必要な塩化カルシウム(CaCl↓2)の化学当量よりも多い量の塩化カルシウム(CaCl↓2)の水溶液を導入して反応させ、その反応液から難溶性カルシウム化合物を除去した後に、塩化カルシウム(CaCl↓2)の水溶液を保存する槽に循環させ処理するハロゲン化合物の処理方法である。
多和音の音名と音高推定手法 田所嘉昭,夏井雅典,松山大仁郎 特開2008-052023 特許第5011526号 4和音以上の多和音についても、その各音高を精度良く推定する手法を開発することは、実用的な採譜システムを実現するために是非必要とされる技術であることに鑑み、縦続接続くし形フィルタシステムを用い、フィルタ出力における振幅の変化や周波数の変化から多和音の音高を推定する手法の提供。 この技術は、くし形フィルタの入出力周波数比に注目し、その周波数比の大きな変化点を示すくし形フィルタから、対応する音名(C、C#、・・・、Bなど)が推定され、さらに、そのくし形フィルタの次数を各オクターブに対応するように変化させ、その出力波形の変化(振幅変化か周波数変化)からその音のオクターブが推定され、多和音のうちの1音の音高が推定できる。このようにして推定した1音に対応したくし形フィルタを縦続接続くし形フィルタの先頭に移動させ、再度、波形の変化、すなわち振幅比や周波数比に注目して残りの音名(オクターブ推定の処理を含めると音高)の一つを推定し、再度このくし形フィルタを縦続接続くし形フィルタの先頭に移動させる。この操作を繰り返して、最終的に最初に移動させたくし形フィルタでの波形の変化に大きな変化が生じた時点で音高推定操作が終了する。そして、移動させたくし形フィルタから多和音の各音高が推定される。
電界を用いた油中水型エマルジョンの解乳化方法 水野彰,中野道彦 特開2008-049267 特許第4961553号 反応生成物を回収するために,解乳化して生成物を回収する場合,多くは遠心操作が用いられるが,遠心操作ではひとつひとつの容器を遠心器の中に移す必要があり,容器の数が多くなると非常に面倒であり、また,一連の操作を自動化することにも困難が付きまとうことの改善。 この技術は、容器の外側から電界、好ましくは交流電界を印加することにより、非接触で油中水型エマルジョンの解乳化が行えることに基づく。すなわち、誘電体からなる容器に保持された油中水型エマルジョンを,容器の外側に設置した一対の電極に電圧を印加して形成した電界を作用させることにより解乳化する。また好ましくは誘電体からなる容器が、合成高分子もしくはガラスで形成された容器で、かつその容量が0.1ミリリットル乃至10ミリリットル、さらに、電界を形成するために印加する電圧が交流電圧である場合にとくに有効である。解乳化の対象となる油中水型エマルジョンを保持する容器を形成する材料は誘電体であることが必要であるが、容器を形成する材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ-4-メチルペンテン-1、ポリスチレン、シリコーン樹脂、ポリアセタールなどの合成高分子材料、ガラス、セラミック材料などを挙げることができる。
高耐食性マグネシウム合金とその製造方法 竹中俊英,川上正博,小野敬美,楢崎裕治 特開2008-038233 特許第4961552号 実用マグネシウム合金の耐食性向上を目的とした酸化物層を形成する表面処理方法は、クロムやフッ素を用いているため、環境に対する負荷が大きく、また処理した材料のリサイクル性を損なう可能性があるために、クロムやフッ素を含まない、より環境負荷の小さい物質を用いた酸化物層の形成による耐食性の向上。 この技術は、表面にマグネシウムと希土類金属の両元素を含む酸化物層を形成し、良好な耐食性を示すマグネシウム合金である。マグネシウム合金を、硝酸マグネシウムと希土類金属硝酸塩の両成分を含む水溶液に浸漬した後、乾燥させて酸化物層を形成することができる。硝酸マグネシウムと希土類金属硝酸塩の濃度が、各々0.0001から0.01mol/dm↑3の範囲である水溶液を用いて、水溶液への浸漬時間が1から24時間の範囲であるとよい。また、酸化物層を形成したマグネシウム合金をリサイクルするため再溶解する場合、希土類金属酸化物はマグネシウム金属により還元されないため、ドロス中に濃縮される。少量の希土類金属がマグネシウム金属中に混入する可能性はあるが、この場合でも耐食性を悪化させることはなく、大きな問題とはならない。一方、再溶解で生じた希土類金属を含むドロスも、フッ化物等を含まず比較的容易に硝酸塩として再生し、再利用できる。
光学活性2,6-ビスアミノメチルピリジン誘導体とその製造方法およびその使用 柴富一孝 特開2008-024596 特許第5232989号 不斉触媒には高選択性及び高反応活性のみならず、反応目的に応じた多種多様性が要求され,さらに比較的容易に合成可能であること、また化学的に安定であること等の実現。 この技術は、光学活性2,6-ビスアミノメチルピリジン誘導体の金属錯体が不斉合成反応の触媒として有効にはたらくことに基づく。すなわち、式で示される光学活性アミン化合物とする。式中,R↓1、R↓2、R↓3、R↓4は水素原子または保護されていてもよい水酸基,アリール基を表す。保護されていてもよい水酸基における水酸基の保護基としては、例えばメチル基、メチルチオメチル基、2,2,2-トリクロロエチル基、1-(2-クロロエトキシ)エチル基、メトキシメチル基、1-エトキシエチル基、ベンジルオキシメチル基などの置換基を有していてもよいアルキル基;ベンジル基、p-メトキシベンジル基、p-ニトロベンジル基などの置換基を有していてもよいアラルキル基;アセチル基、トリクロロアセチル基、トリフルオロアセチル基などのアシル基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、t-ブトキシカルボニル基などのアルコキシカルボニル基;トリメチルシリル基、ジメチルイソプロピルシリル基、t-ブチルジメチルシリル基などの三置換シリル基などが挙げられる。
覚醒状態検知方法および覚醒状態検知装置 章忠,三宅哲夫,安田好文 特開2007-293587 特許第4977856号 進行中の自動車や列車などの車両に対して、居眠りやわき見の状態を検出するのでは対応が遅くなり、事故の発生を未然に防ぐことは難しいことに鑑み、居眠りの前段階、すなわち眠気の発生や、注意力の低下を早期に発見する覚醒状態の変化を検知する方法ならびに装置の提供。 この技術では、覚醒状態の変化を検知するために、対象となる車両運転手などの生体情報を検出し、解析する方法と解析情報を元に状態を判定処理する方法とする。非接触測定が可能であること、人の情報源としてほとんどを占めているといわれていることから、生体情報源として眼球に着目する。とくに、眼球の持つ生体情報として、人が注視するときの眼球の微小運動を視線の微小な変動量として計測し、視線の微小な動きを解析し判定処理を行う。車両等の運転手の顔をカメラにより撮影し、得られた顔画像から視線推定方法を用いて視線解析装置により運転手の視線の微小な変位量を測定する。その測定された変位量を用いて、覚醒状態判定装置は視線の移動範囲から覚醒状態の判定を行う。覚醒状態でないと判断されると、例として、警告装置を動作させ、運転手に覚醒状態でないことを表示や音や振動などで通知するとともに注意力を取り戻させることができる。
テクスチャ画像への情報埋め込み方法および情報読み込み方法ならびにテクスチャ画像への情報埋め込み装置および情報読み込み装置 栗山繁,大鳥浩史 特開2007-189676 特許第4892729号 印刷や撮影に際して雑音混入や画像の変形等に対する耐性確保のために、画像データへ埋め込まれる情報量が僅か数バイト程度であること、さらに多くの情報を頑健に埋め込むと、原画像を損なう模様や汚れが生じてしまうことに鑑み、画像の印刷や撮影の際に混入する雑音やひずみに対しても頑強に、これまでよりもより多くの情報を埋め込む、および情報を読み出すことを可能とする方法ならびに装置の提供。 この技術は、印刷されるテクスチャ画像に対して人間の視覚に感知されない情報を埋め込み、および読み出す方法を実現する。埋め込む情報をnビットごとに分け、そのnビットデータからLBP(Local Binary Pattern:局所的2値パターン)の手法で計算されるLBPコードの特徴量の出現確率から、その画像のクラスを決定する。テクスチャを生成する際には、対象とする画像のLBPコードの特徴量の出現確率で決定される画像のクラスが、埋め込む情報を用いて設定した種類となるように、生成時に用いる変数値を調整する。次に、このnビットの情報を埋め込むように生成した複数枚の画像を規則的に配置し、隣接する画像が連続的に変化するように画像同士をつなぐ処理を施す。また、カラー画像に関しても、各色成分に同様な手続きを繰り返し実行して埋め込み画像を生成することができる。
歩行補助制御方法とその歩行補助制御装置 宇野洋二,香川高弘,村岡慶裕 特開2007-130172 特許第4724832号 移動距離を入力する方法として、加速度センサから得られる加速度データを2回積分処理により位置データに変換し、その移動距離を入力する方法があるものの、加速度センサは機械的外乱の影響を強く受けることや温度ドリフトなどの影響のため、2回積分により得られる位置データの精度は低いことに鑑み、下肢を自ら動かすことが困難な運動障害者が、下肢運動における歩幅と運動時間を調整することが可能である下肢運動補助装置の制御装置とその制御法の提供。 この技術は、下肢運動障害者の下肢運動を制御可能な動力と、下肢の動作を検出可能なセンサと、下肢運動障害者が自ら動かすことが可能な部位の運動を計測することが可能なセンサと、下肢を動かす動力を制御する装置を備え、下肢を自ら動かすことが困難な下肢運動障害者の下肢の動作を補助する歩行運動補助制御装置である。下肢運動障害者が自ら動かすことが可能な部位の運動を計測することが可能なセンサのデータから移動距離と運動時間を決定する手段と、移動距離および運動時間から下肢運動の目標軌道を決定する手段と、目標軌道を実現するための動力への制御指令を決定する手段を備えるとよい。下肢運動障害者が自ら動かすことが可能な部位の運動を計測する手段として、加速度センサにより下肢運動障害者の腕の運動を計測するとよい。
金属酸化物薄膜の形成方法 石田誠,澤田和明,岡田貴行 特開2007-088013 特許第4654439号 シリコン半導体基板を清浄した後、単結晶膜を成膜するために基板の温度を上昇させる際、真空容器の内壁などからの脱離ガスによってシリコン半導体基板の清浄面が汚染されやすいため、昇温中の真空容器内の残留ガス圧に十分な注意を払う必要があることに鑑み、半導体基板の表面を酸化膜で保護しつつ、金属酸化物薄膜形成時に酸化膜の酸素を還元して成膜を行うことで、高品質な金属酸化物薄膜を得ることの実現。 この技術は、半導体基板の表面に酸化膜を形成する第一のステップと、酸化膜が形成された半導体基板に金属原子および酸素ガスを供給して、半導体基板上に金属酸化物薄膜を形成する第二のステップと、からなる金属酸化物薄膜の形成方法とする。ここで、半導体基板とは半導体を基板の材料として含む基板であり、基板全体が半導体より成るものや、SOI基板やSOS基板のように、絶縁膜上に半導体膜を形成した基板も半導体基板に含まれる。また、半導体材料としては、単結晶シリコン、多結晶シリコン、非晶質シリコン、窒化ガリウム、砒化ガリウム、燐化インジウム、シリコンカーバイド、シリコンゲルマニウムカーバイド及びシリコンゲルマニウムなどや、これらをもとにする化合物半導体などが挙げられる。また、半導体基板として、シリコン基板を用いる場合は、p型、n型、i型のいずれの不純物タイプも用いることができる。また、シリコン基板は、面方位(111)、(100)、(110)あるいは傾斜をつけた(100)基板等を用いることができる。
ウェアラブル足底圧力提示装置 宇野洋二,香川高弘 特開2007-061260 特許第4787957号 リハビリテーションや訓練においてのみ適用可能であり、日常生活への適用が困難であるという問題点に鑑み、足底圧感覚障害者の歩行において、足底圧力の情報を皮膚感覚提示手段によってリアルタイムに提示し、かつ、位置によって異なる足底圧力の弁別が容易であり、さらに、足底圧力情報の提示が周囲に影響を与えず、装置全体を使用者の身体に着用することが可能であり、使用者の運動範囲に制限のない足底圧力提示装置の提供。 この技術は、使用者の足底に取り付けられる複数の圧力センサからなる足底圧センサ、AD変換機能とDA変換機能と演算機能を持つマイクロコンピュータ、皮膚感覚刺激装置を備える足底圧力提示装置である。足底内の異なる部位に作用する足底圧力の大きさを、それぞれ異なる位置に取り付けられた皮膚感覚提示手段を用いて足底圧力を提示することができる。振動や圧力などの刺激に対するヒトの皮膚感覚は、ある一定の刺激強度(知覚閾値)を超えたときに初めてその刺激に反応するため、知覚閾値のパラメータを使用者の皮膚感覚刺激閾値に相当する電圧値に設定することにより、足の接地状態をより明確に提示することができるとともに、圧力の大きさと刺激量との関係がより明確になる。
電気乳化法 桂進司,水野彰,中野道彦 特開2007-044664 特許第5033949号 W/Oエマルジョンを機械エネルギーで調製する場合には、攪拌子(ミキサー、回転翼など)やホモジナイザー(シャフト)を溶液内に設置しなければならないことに鑑み、攪拌子やシャフト、または特殊器具を用いることなく、少量かつコンタミネーションの虞の少ないW/Oエマルジョンを作成する方法の提供。 この技術では、電界を用いてW/Oエマルジョンを作成する。ここで用いる電界は交流電界である。あらかじめ油と水溶液を導入した容器に交流電界を作用させることで、内部の溶液を乳化させる。水溶液と油の2層に分かれているところに交流電界を印加すると、水溶液に対して静電配向力が働き、電界方向に引き伸ばされる。これは、水の誘電率がおよそ80であるのに対して、油の誘電率が2~3であることに起因する。この電界が十分に大きい場合、引き伸ばされた水溶液はその先端から微小な液滴を噴出したり、引き伸ばされた水溶液が途切れて水滴化したりする。これらの水滴も交流電界中に置かれているため、同じ原理によりその水滴からも微小な液滴が噴出される。この作用によって、油と水溶液の2層の状態から細かな水滴が分散したW/Oエマルジョンへと乳化される。容器の外部に電極を配置した場合、容器がプラスチックのような誘電体で形成されていれば、周波数効果により、容器内部に壁に沿ったような形の電場を形成することができる。
微粒子及びその微粒子の製造方法 吉田絵里,長久保商人 WO2007/034688 特許第5145562号 10マイクロメートル以下の高分子微粒子を製造することが困難であること、粒径分布の範囲が広く、分級による粒度調整が必要であること、微粒子から溶媒を除去するための溶媒除去工程が必要であること、廃水処理もしくは廃溶剤処理工程が必要であること、高分子微粒子にモノマーが残留すること、の改善。 この技術は、一般式(1)で示されるフッ素含有モノマーと一般式(2)で示されるアミン含有モノマーの共重合体とする。ここで、一般式(1)中、R↑1は水素原子またはメチル基、xは1~4の整数、yは5~15の整数である。一般式(2)中、R↑2は水素原子またはメチル基、R↑3、R↑4は水素原子またはアルキル基、zは1~4の整数である。一般式(1)で示されるフッ素含有モノマーと一般式(2)で示されるアミン含有モノマーの共重合体と、共重合体に非共有結合架橋を形成するための多官能性酸を、温度制御装置のついた高圧反応セルに入れて蓋をした後、ボンベに詰められた二酸化炭素を加圧用ポンプを経由して高圧反応セルに供給する。高圧反応セル内を所定の温度(20~65℃)および所定の圧力(7~30MPa)に保つ。また圧力は圧力計を参照しながら加圧用ポンプ、バルブを操作して所定値に保つ。所定の温度・圧力に5~10分間保った後、バルブを開放して減圧するとともに、二酸化炭素とともに噴射される生成した球状の高分子超微粒子を捕集する。
集積装置とその製造方法 石田誠,澤田和明,赤井大輔,平林京介   WO2006/132161 特許第5002815号 センサには様々な特性が要求されており、シリコン酸化膜をベースとするセンサではその要求に充分対応できない場合があるため、γ-アルミナ層をベースにするセンサが使用されることがあるものの、このセンサは1つの基板に作り込まれているため、センサとして機能させるには、これを周辺回路用ディスクリート素子とアッセンブリする必要があり、かかる集積装置において製造コストのほとんどがアッセンブリ代に費やされていることの改善。 この技術は、シリコン基板と、シリコン基板の一部にエピタキシャル成長されたγ-アルミナ膜上に形成される第1の機能領域と、シリコン基板においてγ-アルミナ膜が成長された以外の領域に形成される第2の機能領域と、第1の機能領域と第2の機能領域とを接続する配線手段と、を備えてなる集積装置とする。第1の機能領域としてセンサを採用し、第2の機能領域としてセンサの信号処理回路(周辺回路)を形成することができる。そしてセンサとその信号処理回路とを配線手段により接続することにより、1つのシリコン基板に2つの機能(例えば、センサとその周辺回路)を作り込むことが可能となる。これにより、アッセンブリ作業が不要となるので製造コストを低減することができる。この集積装置のセンサは、シリコン基板上にエピタキシャル成長されたγ-アルミナ膜をベースとして用いて形成されるので、シリコン酸化膜をベースとしたセンサと全く異なる特性を有する。
圧縮二酸化炭素を用いて抽出されたキノン化合物を利用したキノンプロファイル法等 大門裕之,藤江幸一,イルヴァン,熱田洋一 WO2006/118167 特許第5066720号 近年になって、コエンザイムQ10(ユビキノン10)の効用が認められつつあり、その使用量が急増していることに対応するために、簡便かつ迅速なユビキノン10の抽出、精製方法の確立が望まれていることに鑑み、環境サンプルからキノン化合物を簡便かつ迅速に抽出し、このキノン化合物を用いて微生物群集を調査するためのキノンプロファイル法を実施できる方法等を提供すること、また、ユビキノン10を簡便かつ迅速に抽出、精製する方法を提供することの実現。 この技術では、キノン化合物の抽出方法は、環境由来試料に圧縮二酸化炭素を接触させる抽出工程を備える。「キノン化合物」とは、微生物の細胞膜に脂溶成分として存在し、電子伝達系物質のひとつとして、呼吸鎖・光合成電子伝達に関与する物質である。キノン化合物には、ユビキノン(UQ)、メナキノン(MK)、プラストキノン(PQ)などがある。但し、本技術によれば、ビタミンK1(VK1)などのビタミン類が良好に抽出されることから、特にこの技術においては、キノン化合物は、広義には、各種ビタミン類が含まれ得る。「環境由来試料」とは、土壌、水、大気、または微生物発酵層から採取された試料を意味している。より具体的には、土壌としては、例えば河川・海・湖・池の沿岸部、河川底部、湖沼底部、干潟、農耕地、森林、湿地帯、草地、堆肥、生物排水処理の汚泥などが例示される。「圧縮二酸化炭素」とは、超臨界二酸化炭素または液体二酸化炭素を意味している。二酸化炭素は、臨界温度(Tc)が31℃、臨界圧力(Pc)が7.39MPaの物質である。TcおよびPcを越えた温度および圧力領域は、超臨界状態と呼ばれており、液体と気体の両方の特徴を示す。
電荷蓄積増倍装置及びそれを用いたイメージセンサ 澤田和明,丸山結城 WO2006/068107 特許第4117382号 APD方式の装置は、画素アレイ中に組み込むためには大きすぎ、また増倍利得も制限されること、さらに、CCD方式を用いた装置では、イメージセンサアレイとは別に増倍部を設ける必要があり、装置として大型化することに鑑み、何ら増幅部を設けることなく、画素毎に電荷を増倍可能とすることの実現。 この技術は、半導体基板と、半導体基板に絶縁膜を介して形成される、入射光を透過するとともに、ゲート電圧が印加される第1の電極膜と、第1の電極膜に隣接した第2の電極膜と、第2の電極膜に隣接した拡散層を備え、第1の電極膜に印加されるゲート電圧が第1のゲート電圧であるとき入射光により生じた電荷が第1の電極膜直下の半導体基板中の電荷蓄積井戸に蓄積され、ゲート電圧が第2のゲート電圧であるとき蓄積された電荷が増倍される電荷蓄積増倍装置とする。第1のゲート電圧と第2のゲート電圧との比を調整することによって電荷の増倍率を調整する。電荷蓄積状態の蓄積井戸の深さと電荷増倍状態の蓄積井戸の深さとのエネルギーギャップの大きさで電荷増倍率が変化する。両者のエネルギーギャップが大きければ大きいほど大きな衝撃力で電荷が衝突するので、増倍率が大きくなる。ここに、電荷蓄積状態の蓄積井戸層の深さは第1のゲート電圧で規定され、他方電荷増倍状態の蓄積井戸の深さは第2のゲート電圧で規定される。従って、両者の電圧比を調整することにより、増倍率を調整できる。
受光素子 澤田和明,丸山結城 WO2006/068106 特許第4143730号 MOS特性の非線形部分を使用する方法では、埋め込みフォトダイオード構造がとれないため暗電流を小さくできないことと、低照度領域で残像が残ること、また、感度の異なるセンサを複数使用し、合計して1画素とする方法では、1画素の面積が大きくなること、また、蓄積時間を可変する方法では読み出し回路が複数なため回路部が大きくなることに鑑み、画素内で配線を工夫し、受光部のしきい値を適切に設定することで、画素毎に受光部の自己抑制作用を持つ広ダイナミックレンジのイメージセンサの提供。 この技術は、半導体基板と、半導体基板に絶縁膜を介して形成される、入射光を透過するとともに、ゲート電圧が印加される第1の電極膜と、第1の電極膜に隣接した第1の拡散層とを備え、第1の電極膜と第1の拡散層とが結線されている受光素子とする。さらに、半導体基板は第1の導電型にドープされ、第1の拡散層は半導体基板とは異なる第2の導電型にドープされ、第1の電極膜下の半導体基板の部分は他の半導体基板よりも高い濃度で第1の導電型にドープされている。第1の電極膜下の領域、即ち電荷獲得領域を高い濃度でドープすることにより、第1の拡散層の電位変化に応じてより確実に電荷獲得能に変化を与えられることとなる。
糖尿病性白内障を予防する医薬品製剤 吉田祥子,三木隆治(共同発明者) 特開2006-169183 特許第4787952号 有効成分としてサリドマイドもしくはサリドマイド誘導体を含んでなる、糖尿病性白内障の予防をするための医薬品製剤であって、サリドマイドを経口、眼内もしくは腹腔内に投与することによって、糖尿病発症後の糖尿病性白内障の予防に寄与する医薬製剤の提供。 この技術は、糖尿病発症後の糖尿病性白内障の発症を予防するためのサリドマイドもしくはサリドマイド誘導体を含む組成物を提供するもので、サリドマイドもしくはサリドマイド誘導体を、水晶体を構成する細胞の再生機能低下の防止に使用することにより、糖尿病性白内障の発症を予防することができる。糖尿病性網膜症の発症を予防するためのサリドマイドもしくはサリドマイド誘導体の人体への投与量は、1から100mg/kg/日、好ましくは5から20mg/kg/日である。この際、糖尿病性白内障の予防をするための医薬品製剤は、経口、眼内もしくは腹腔内に投与され、この医薬品製剤は、好ましくは、錠剤、トローチ剤、粉末、溶液、浸潤放散剤の形態で投与される。
時変形システムに対する振動抑制制御入力決定方法、搬送システム、および時変形システムに対する振動抑制制御入力演算プログラム 寺嶋一彦,福田高宏 特開2008-202719 クレーン、ガントリローダ、ロボットアームなどの搬送システムに適用される、高い制振効果を得ることができる時変形システムに対する振動抑制制御入力決定方法、搬送システム、および時変形システムに対する振動抑制制御入力演算プログラムの提供。 この技術の時変形システムに対する振動抑制制御入力決定方法は、搬送体を駆動装置により移動させる間に、搬送体に保持された被搬送物の質量、液位、または搬送体と被搬送物との間に介在するアームの長さを変動させる場合の振動を抑制するために、駆動装置に加える振動抑制制御入力を決定する方法であって、被搬送物の質量、液位、またはアームの長さの変動と、固有振動数との対応関係を取得する時変形システム振動数取得工程を備える。また、被搬送物の質量、液位、およびアームが介在するときはアームの長さを一定として、駆動装置により搬送体を移動させる場合における固有振動数に基づいて、その固有振動数の振動を抑制するための基準振動抑制入力を取得する基準振動抑制入力取得工程を備える。更に、基準振動抑制入力取得工程により取得された基準振動抑制入力に、時変形システム振動数取得工程により取得した、被搬送物の質量、液位、またはアームの長さの変動と固有振動数との対応関係を反映させた、振動抑制制御入力を決定する振動抑制制御入力決定工程を備える。
半導体基板上の積層構造 石田誠,伊藤幹記,澤田和明,赤井大輔,大隣樹人,菊池賢朗 特開2008-227345 特許第5228188号 強誘電体薄膜の下部電極としての導電性酸化物薄膜を、γ-Al↓2O↓3単結晶膜をバッファ層として用い、成膜条件を最適化することにより、特性の改善を図った強誘電体素子の提供。 この技術は、半導体基板上にエピタキシャル成長されたγ-Al↓2O↓3単結晶膜を有し、γ-Al↓2O↓3単結晶膜上に、ペロブスカイト構造の擬立方晶の金属酸化物層ABO↓3(Aは、Sr、Laからなる群より選ばれる少なくとも1種、Bは、Ru、Niからなる群より選ばれる少なくとも1種)を有する酸化物電極薄膜をさらに備えることを特徴とする半導体基板上の積層構造を有する。この構成によれば、半導体基板上にエピタキシャル成長されたγ-Al↓2O↓3単結晶膜の上に酸化物電極薄膜を形成するため、酸化物電極薄膜の結晶性を良好なものとすることができる。また、γ-Al↓2O↓3単結晶膜の上に酸化物電極薄膜を形成するため、γ-Al↓2O↓3単結晶膜と酸化物電極薄膜との密着性を向上させることができる。なお、擬立方晶とは、斜方晶の中に立方晶を2つ重ねた構造をもつ結晶構造のことである。また、この技術では、酸化物電極薄膜上に、配向性の強誘電体薄膜を積層させている。この構成によれば、配向性の強誘電体薄膜を形成することができるため、特性の優れた強誘電体薄膜を得ることができる。
三次元モデルの検索方法、コンピュータプログラム及び三次元モデルの検索システム 青野雅樹,関 洋平,立間淳司 WO2008/056757 特許第5024767号 特徴量の演算段階において、三次元モデルの特徴量(輪郭特徴量を除く)演算に用いられる二次元画像を、二次元画像の中心から離れるにしたがって画素の濃淡が強調されるように補正することで、格段と検索精度を高めた新規な検索方法の提供。 この技術の正対化処理された検索対象の三次元モデルに類似する既知三次元モデルを検索する三次元モデルの検索方法は、検索対象の三次元モデルの特徴量(輪郭特徴量を除く)演算に用いられる二次元画像を、二次元画像の中心から離れるにしたがって画素の濃淡が強調されるように補正するステップと、補正された二次元画像をフーリエ変換するステップと、フーリエ変換の結果から特徴量を演算するステップと、得られた特徴量を既知三次元モデルの特徴量と比較するステップとを備える。また、この技術は、デプスバッファ画像を補正して得た第1の補正二次元画像と、シルエット画像を補正して得た第2の補正二次元画像と、輪郭特徴量の演算に用いられる第3の二次元画像と、ボクセル特徴量の演算に用いられるボクセル格子をそれぞれフーリエ変換し、フーリエ変換の結果から特徴量を演算し、得られた特徴量を複合している三次元モデルの検索方法を提供する。
リチウムイオン電池用複合粒子及びその製造方法 松田厚範,武藤浩行,グエン フ フイ フク(Nguyen Huu Huy Phuc),松田麗子 特開2019-121499 特許第7030322号 新規な構造を有する固体電解質部を備えるリチウムイオン電池用複合粒子を提供する。また、上記の新規な構造を有し、且つ、実質的にLi2Sを含まない固体電解質部を備え界面抵抗が抑制されたリチウムイオン電池用複合粒子を製造する方法を提供する。 活物質を含む活物質部と、該活物質部の表面に配設されてなる固体電解質部とを備える複合粒子であって、前記固体電解質部は、チオリシコンを含み、前記活物質部の表面を被覆する被覆部分と、該被覆部分からその外側に延びた薄肉部分とからなることを特徴とするリチウムイオン電池用複合粒子。
固体電解質用イオン伝導体の製造方法 松田厚範,武藤浩行,グエン フ フイ フク(Nguyen Huu Huy Phuc),松田麗子 特開2019-102355 特許第6998588号 固体電解質用イオン伝導体を効率よく製造する方法を提供する。 固体電解質に用いられるイオン伝導体を製造する方法であって、Li原子よりイオン半径が大きい1価若しくは2価の金属原子M1のイオン又はアンモニウムイオンを対イオンに備える第1化合物が、溶媒に溶解されてなる第1溶液を、前記M1イオン又は前記アンモニウムイオンよりイオン半径が小さい1価若しくは2価の金属原子M2のイオンを備える陽イオン交換樹脂に接触させて、前記第1化合物に含まれる前記M1イオン又は前記アンモニウムイオンをM2イオンに交換し、M2原子含有化合物が前記溶媒に溶解されてなる第2溶液を得るカチオン交換工程と、前記第2溶液から前記溶媒を除去し、前記M2原子含有化合物を得る溶媒除去工程と、を、順次、備えることを特徴とする固体電解質用イオン伝導体の製造方法。
受電装置およびそれを用いる無線電力伝送システム 田村昌也 特開2019-092251 特許第7039000号 見通しの良い場所での無線電力伝送が前提であるため、金属体や絶縁体などの障害物を有する見通しの悪い場所では、電力伝送効率の著しい劣化を解決する。 無線給電設備において使用される受電装置であって、高周波を受電する受電器と、高周波を直流電流に変換する整流回路と、前記受電器と前記整流回路の間に接続された受電切替回路と、前記整流回路から出力される直流電流を蓄えるキャパシタと、前記キャパシタの充電電圧を検出する電圧検出手段を有する受電制御回路とを備えることを特徴とする受電装置。
無線電力伝送システム 田村昌也 特開2019-041529 特許第6973781号 金属体や絶縁体などの障害物を有する見通しの悪い場所、あるいは見通しが良くても金属体や絶縁体などの障害物に隣接する場所でも送電部と受電部のインピーダンス整合を容易に確保して高効率な電力伝送を実現する無線電力伝送システムを提供する。 適宜な比透磁率を有する材料で形成された電磁波反射部材によって全体が包囲された構造体と、該構造体の内部に設置された少なくとも1つの送電部および少なくとも1つの受電部とを備え、前記送電部は、前記設備本体を導波路共振器と想定する場合における共振周波数による電磁波を送信するものであって、該構造体の内部に設置された少なくとも1つのリアクタンス素子とみなすことができるインピーダンス可変プローブで前記送電部と前記受電部との間における伝送路間でインピーダンス整合させていることを特徴とする無線電力伝送システム。
画像特徴量及びそれを用いる三次元形状検索システム 立間淳司,青野雅樹 特開2018-147262 特許第6942330号 スケッチ等の手書き画像の新たな特徴量を定義し、該特徴量を求めることにより、従来技術と比べて、より高い精度で手書き画像を検索質問とする三次元形状検索システムを提供する。 三次元形状データベースを検索対象とし、検索質問として用いる手書き画像における画像特徴量であって、該画像特徴量が、三次元形状データベースに格納されている三次元物体モデルごとに生成するエッジ画像の特徴量に重みが掛け合わされ、該重みが掛け合わされたエッジ画像の特徴量の線形和として近似して構成されることを特徴とする画像特徴量。
希薄窒化物犠牲層を用いた化合物半導体薄膜の製造方法 山根啓輔 特開2018-138501 特許第6923900号 GaAsP/GaAsPN系材料を用いた太陽電池素子などの受光素子を安価なポリカーボネート基板上などに貼り付ける手段を提供する。 半導体基板上に緩衝層を介して、当該半導体基板に格子整合する犠牲層を形成し、当該犠牲層上に当該犠牲層に格子整合する半導体材料からなる受光層を形成する工程を含み、前記犠牲層はN元素を含むIII-V-N混晶からなることを特徴とする積層半導体基板の形成方法。
三次元形状検索方法及び三次元形状検索システム 青野雅樹 特開2018-136642 特許第6945832号 3Dスキャナなどにより取得される不完全な三次元データ、あるいは、複雑な向きを持つ面から構成される部分形状を検索質問としたときでさえ、高精度に類似検索を実現する三次元形状検索方法及び三次元形状検索システムを提供する。 三次元形状データベースに対し、三次元形状モデルの一部または全体を検索質問とし、該検索質問における部分の形状に基づいて、類似する三次元形状を選び出す三次元形状検索方法であって、前処理として三次元物体を点群に変換し、多視点レンダリングにより部分形状を抽出し、特徴量抽出として該部分形状の姿勢正規化を行って、多視点からの法線ヒストグラムを用いて第一の特徴ベクトルを求め、前記検索質問に対して、三次元物体を点群に変換し、多視点レンダリングにより部分形状を抽出し、特徴量抽出として該部分形状の姿勢正規化を行って、多視点からの法線ヒストグラムを用いて第二の特徴ベクトルを求め、検索時には、前記第一の特徴ベクトル及び第二の特徴ベクトル間の相違度を求めて、該相違度の値により類似として選別することを特徴とする三次元形状検索方法。
貫通孔と流路を一体化したマイクロ流体輸送構造体およびその製造方法 永井萌土,柴田隆行 特開2018-130676 特許第6925016号 マイクロ流体、例えば単一細胞等を含む液体を効率よく輸送する流路と滴下するのに適した直径と深さを有する貫通孔で構成されたマイクロ流体輸送構造体およびその製造方法を提供する。 下部構造体と上部構造体とを一体化してなるマイクロ流体輸送構造体であって、前記下部構造体は、液体輸送流路を形成するための側壁部と底面部を備え、該底面部に径寸法に対する深さ寸法の割合(アスペクト比)を1.0以下とする複数の貫通孔を設け、前記上部構造体は、前記下部構造体に積層され、前記液体輸送流路を形成するための上面部を有して構成されていることを特徴とするマイクロ流体輸送構造体。
高周波電力分配回路 大平孝 特開2018-098523 特許第6902771号 任意の分配数を持つ高周波電力分配回路を提供する。 高周波電源から直流負荷に対し高周波電力を供給するための高周波電力分配回路であって、該高周波電源の入力周波数に対し位相がπ/4だけ遅延が生じる電気長を有する伝送線路を備え、入力端子より前記伝送線路を分配に必要な数だけ直列に接続し、該伝送線路の出力端子に直流負荷を並列に接続してなることを特徴とする高周波電力分配回路。
対話型情報提供システムおよび対話型情報提供方法 岡田美智男 特開2018-091979 特許第6796326号 ユーザからの発話を促して、ユーザの関心を引き出すことができる対話型の情報提供システムとその方法を提供する。 提供情報について複数の文節に区切られた発話片を統合しつつ会話文を構築する発話制御手段と、ユーザが発する音声をテキストデータに変換して前記発話制御手段に入力する音声入力手段とを備え、前記発話制御手段は、ユーザの発話内容からユーザの参加態度を推定するユーザ態度推定手段と、該ユーザ態度推定手段により推定されるユーザの参加態度に基づき、前記発話片の統合方法を決定する発話方略手段と、該発話方略手段により決定された発話片の統合方法に従って欠落要素または忘却要素を決定する欠如文節決定手段とを備えることを特徴とする対話型情報提供システム。
高周波整流回路 大平孝,坂井尚貴 特開2018-061414 特許第6844770号 直流負荷抵抗値が変動しても制御なしで反射が小さい整流回路を開示する。 高周波電源から直流負荷に対し高周波電力を供給するための高周波整流回路であって、入力端子とグラウンドとの間に接続される少なくとも一つの第1のインダクタと、前記入力端子にカソードを接続し前記グラウンドにアノードを接続し、かつ前記第1のインダクタに並列に接続された第1のダイオード素子と、前記入力端子にアノードを接続し出力端子にカソードを接続する第2のダイオード素子と、一つの伝送線路、一つの第2のインダクタおよび二つのキャパシタの中から二種類を組み合わせて接続してなることを特徴とする高周波整流回路。
純チタン金属材料薄板の製造方法およびスピーカ振動板の製造方法 三浦博己 WO2018/030231 特許第7168210号 高強度で且つ優れた加工性を有する曲面形状のチタン金属材料薄板を安価に製造するための製造方法を提供する。 純チタン金属製薄板の製造方法であって、純チタン金属材料に強ひずみ加工を施す予備加工工程と、該予備加工工程で加工された純チタン金属製薄板を所定形状に変形する変形加工工程とを含み、前記予備加工工程は、ひずみ量を0.1~0.8の範囲内として三次元方向に少なくとも各1回以上の鍛造を施す多軸鍛造処理工程と、65%以上の圧延率で圧延処理する圧延工程とを含み、前記変形加工工程は、室温以上400℃以下の条件下において張出成形する成形工程を含むことを特徴とする純チタン金属製薄板の製造方法。
複合粒子製造装置および複合粒子製造方法 武藤浩行,横井敦史,河村剛,松田厚範 WO2018/021468 特許第6796877号 比較的大きい幅の流路によって構成され、粒子の吸着割合を調整可能とすると共に生産性に優れた複合粒子の製造装置を提供する。当該製造装置を用いた複合粒子の製造方法を提供する。 表面電位が正の粒子を含有する第1の流体と、表面電位が負の粒子を含有する第2の流体を混合し、前記二種類の粒子を静電吸着させてなる複合粒子を製造する装置であって、前記第1の流体を供給する少なくとも一つの第1の導入流路と、前記第2の流体を供給する少なくとも一つの第2の導入流路と、前記第1および第2の導入流路から供給される前記第1および第2の流体を合流させ、所定長さの範囲において該二種類の流体を混合させつつ流下させる混合流路とを備え、前記混合流路は、連続する流路であって、その流路全体の少なくとも一部において流速を変化させて渦流を発生させるための流速変化領域が形成されていることを特徴とする複合粒子製造装置。
日射計測装置 滝川浩史 特開2017-198520 特許第6764180号 温度変化を補正しつつ日射を計測し得る日射計測装置を提供するとともに、この日射計測装置を使用しつつ、特定波長の照射の状態を計測し、または反射光などの散乱光を含む光の照射分布を測定し得る装置を提供する。 単一の光電変換センサ、複数の光電変換センサにより形成される光電変換センサ群、または該光電変換センサ群を直列もしくは並列に接続してなる光電変換センサモジュールと、前記光電変換センサ、前記光電変換センサ群、前記光電変換センサモジュール、または前記光電変換センサモジュールを直列もしくは直並列に接続してなる光電変換センサモジュール群の中から選択された1つ以上の両端に接続された抵抗と、該抵抗に対して直列または並列に接続されたサーミスタとを備え、前記抵抗および前記サーミスタによって出力抵抗を形成し、該出力抵抗の両端に発生する電圧からオームの法則に基づく略短絡電流値を得るとともに、該略短絡電流値の変化量により日射を計測することを特徴とする日射計測装置。 あり
機能性光源を用いた検査装置と検査方法及び機能性光源とその設計方法 中内茂樹,西野 顕,姫野 徹 特開2017-191116 特許第6362744号 導入が容易で検査精度を向上させ得る機能性光源を用いた検査装置と検査方法及び機能性光源とその設計方法を提供する。 ピーク波長が互いに異なる3つ以上の狭帯域光源を有して狭帯域光源が発する光が混合されることにより光源色を白色とする機能性光源の設計方法であって、反射率スペクトル取得ステップと、光源色スペクトル設定ステップと、評価量算出ステップと、を有し、評価量が表す計測値の差が略最大となるように第2の重み付けを最適化し、第1の重み付けと最適化した第2の重み付けとに基づいて、機能性光源を設計することを特徴とする設計方法。
無線電力伝送システム 田村昌也 特開2017-188985 特許第6782953号 障害物等により送電部と受電部の見通しが悪くとも高効率な電力伝送を実現する無線電力伝送システムを提供する。 適宜な比透磁率を有する材料で形成された電磁波反射部材によって全体が包囲された構造体と、該構造体の内部に設置された少なくとも1つの送電部および少なくとも1つの受電部とを備え、前記送電部は、前記設備本体を導波路共振器と想定する場合における共振周波数による電磁波を送信するものであることを特徴とする無線電力伝送システム。
電極及びその製造方法並びに全固体型リチウムイオン電池 松田厚範,武藤浩行,河村剛,山田英登,松田麗子 特開2017-174805 特許第6945833号 活物質及び固体電解質等の各成分の分布を制御することによって形成された電極、及び、この電極の製造方法、並びに、この電極を用いた全固体型リチウムイオン電池を提供する。 一対の電極間に固体電解質体が配置された構造を有する全固体型リチウムイオン電池に用いられる前記電極において、活物質を主成分とする活物質層と、固体電解質を主成分とする固体電解質層とを備え、前記活物質層は、イオン交換基を有する樹脂であって該イオン交換基の全部または一部に前記固体電解質又はその前駆体の貧溶媒で且つ非プロトン性溶媒中で電離する第一の対イオンがイオン結合したイオン交換樹脂を含んでいることを特徴とする電極。
スピン波回路ならびにアドレスエンコーダおよびアドレスデコーダ 井上光輝,後藤太一 特開2017-162937 特許第6706838号 スピン波を利用することによって、発熱およびエネルギ損失の問題を解消しつつ小型化を可能にする回路を提案し、アドレスエンコーダおよびアドレスデコーダを提供する。 スピン波の位相干渉を利用するスピン波回路であって、スピン波導波路が円環状に形成されたスピン波干渉部と、前記スピン波導波路に接続される直線状のスピン波導波路によって形成された少なくとも1つの入力部と、前記入力部から適宜間隔を有して前記スピン波導波路に接続される直線状のスピン波導波路によって形成された少なくとも1つの出力部と、前記入力部および前記出力部から適宜間隔を有し、前記スピン波干渉部に接続される直線状のスピン波導波路によって形成された参照スピン波導入部とを備え、所定の位相による参照スピン波を前記参照スピン波導入部から導入し、前記入力部から入力されるスピン波が前記参照スピン波と同位相である場合に前記スピン波干渉部において位相干渉を生じさせ、該位相干渉されたスピン波を前記出力部から出力させることを特徴とするスピン波回路。
人検出装置 大村廉 特開2017-146203 特許第6713163号 屋内に常在する商業電源からの漏えいなどから生じる電磁波ノイズの変動を利用し、無電源で人検出を行う装置を提供する。 屋内環境に常在する電磁波の変動により人を検出する検出装置であって、前記屋内環境に常在する電磁波を電気的に取得する集電手段と、前記集電手段によって電気的に取得された前記屋内環境に常在する電磁波の電力を直流に整流し、かつ昇圧する整流昇圧手段と、前記整流昇圧手段の出力電圧の変化を検出するとともに、該出力電圧の変化量と所定の閾値との比較より、前記集電装置から所定距離内における人体の検出を求める算出手段とを備えることを特徴とする人検出装置。
傾斜機能材料およびその製造方法ならびに複合粒子スラリの製造方法 武藤浩行,河村剛,松田厚範 特開2017-140786 特許第6691708号 混合割合が制御された複合粒子の効率的な作製方法を提供するとともに、これにより作製された複合粒子を使用した傾斜機能材料とその製造方法を提供する。 物質Aの粒子または物質Bの粒子の相対的な粒径が大きい粒子を母粒子、相対的な粒径が小さい粒子を子粒子として、該母粒子の表面に該子粒子が静電吸着されてなる複合粒子を原料粒子とする傾斜機能材料であって、前記物質Aまたは物質Bのうち子粒子とした物質の平均的な体積相当量を単位とし、その吸着される子粒子の数に応じて変化する傾斜率によって、組成が傾斜されていることを特徴とする傾斜機能材料。
画像認識装置、画像認識方法、及び画像認識プログラム 立間淳司,青野雅樹 特開2017-129990 特許第6713162号 特定ドメインにおける高精度の画像認識装置を提供する。 複数の畳み込み層を備える畳み込みニューラルネットワークを使用する画像認識装置であって、画像から共分散記述子を抽出する演算部と、画像データセットに含まれる画像について前記演算部によって処理されて抽出された共分散記述子を記憶する記憶部と、新たに入力される画像について前記演算部によって処理されて抽出される共分散記述子を前記記憶部に記憶される共分散記述子と比較する識別処理部とを備え、前記演算部は、前記畳み込み層のうちの任意の層から出力される特徴マップから局所特徴量を演算する局所特徴量演算手段と、前記局所特徴量について共分散行列を導く共分散行列導出手段と、前記共分散行列をベクトル化するための演算を行うベクトル演算手段と、前記ベクトルにかかる各要素を下式による符号付平方根正規化およびl↓2正規化により最終的な特徴量を得るための正規化手段とを備え、前記ベクトル演算手段は、ユークリッド空間に写像するとき、ベクトルとノルムとを一致させるように処理されるものであることを特徴とする画像認識装置。【数11】
粉末粒子及びこれを用いたグリーン体の製造方法 武藤浩行,河村剛,松田厚範 WO2017/099250 特許第6713162号 十分な強度を有する均質なグリーン体を形成するための粉末粒子と、その粉末粒子を用いたグリーン体の製造方法とを提供する。 焼結体の主たる成分となる母粒子と、その母粒子よりも粒径が小さく、且つ、前記母粒子の表面上に担持された熱可塑性樹脂粒子とを備えた粉末粒子であって、前記熱可塑性樹脂粒子は前記母粒子に対し予め定めた体積比の範囲で前記母粒子の表面上に点在し、且つ、前記熱可塑性樹脂粒子が溶融した場合に隣接する母粒子間の接点周縁領域に樹脂溜まり部が形成されるような態様で前記母粒子に担持されていることを特徴とする粉末粒子。
電極及びその製造方法並びに全固体型リチウムイオン電池 松田厚範,武藤浩行,河村剛,山田英登,松田麗子 特開2017-107826 特許第6761992号 活物質及び固体電解質等の各成分の分布を制御することによって形成された電極、及び、この電極の製造方法、並びに、この電極を用いた全固体型リチウムイオン電池を提供する。 一対の電極間に固体電解質体が配置された構造を有する全固体型リチウムイオン電池に用いられる前記電極であって、活物質を主成分とする活物質層と、固体電解質を主成分とする固体電解質層と、を備えることを特徴とする電極。
可変リアクタンス回路 大平孝,坂井尚貴 特開2017-092864 特許第6661190号 負荷インピーダンスが高速で変動しても自動的にインピーダンス整合を実現する、大電力、高周波用の可変リアクタンス回路を提供する。 高周波かつ大電力に対して広範にリアクタンス値を制御するための可変リアクタンス回路であって、正弦波入力ポートを有する2ポートの高調波反射手段と、該正弦波入力ポートの反対側において該高調波反射手段に2つの端子で接続されるスイッチング手段とを備え、前記高調波反射手段は、前記2ポートに接続される2本の配線のうち任意の1本に、第1および第2のインダクタが直列に接続され、これら2つのインダクタが接続される配線の該インダクタよりも前記スイッチング手段が配置される側と残りの配線との間に、第1および第2のキャパシタが接続されており、第1のインダクタが5.627μH、第2のインダクタが34μH、第1のキャパシタが2.251nF、第2のキャパシタが8.5nFであり、前記スイッチング手段は、前記正弦波入力ポートに入力される正弦波入力信号の周波数に対し、2倍の周波数でスイッチングされるスイッチを備えるものであることを特徴とする可変リアクタンス回路。
高周波整流回路 大平孝,坂井尚貴 特開2016-131447 特許第6475021号 直流負荷変動による高周波整流回路の入力インピーダンス変動問題を、DC/DCコンバータなどの複雑な回路を装荷することなく解決する高周波整流回路を提供する。 高周波電源から直流負荷に対し高周波電力を供給するための高周波整流回路であって、並列に接続される二つの整流要素と、該整流要素の一方の入力端子に装荷される1/4波長線路とを備える単位回路が形成されており、前記単位回路をひとつの整流要素とみなして、その入力端子に1/4波長線路を装荷して次順位の単位回路とし、さらに次順位の単位回路をひとつの整流要素とみなすことを繰り返すことにより、複数の単位回路が段階的に構成されていることを特徴とする高周波整流回路。
センサ 澤田和明,奥村弘一 WO2017/073783 特許第6727585号 サンプル細胞における細胞伝達物質の変化をイメージングすることに適したセンサを提供する。 センシング領域の電位差に起因する電荷を電荷蓄積領域に移送することを複数回繰り返し、被測定物を含む観察対象のイオンの検出動作を実行する画素のアレイを備えるセンサであって、第1の画素は第1のイオンを検出し、該第1のイオンを透過させる第1の被膜で被覆されており、第2の画素は第1のイオンを検出し、該第2の画素は表出しており、第1の被膜には、被測定物に作用して第1のイオンを発生させる第1のイオン発生物質が保持される、センサによる、観察対象における被測定物に起因しない第1のイオンの第1の濃度と被測定物に起因する第1のイオンの第2の濃度とを検出する検出方法であって、第1のタイムラグを特定するステップと、第2のタイムラグを特定するステップと、第1のタイムラグと第2のタイムラグの間を観察期間として定めるステップと、該観察期間において、第1の画素により被測定物に起因する第2の濃度を検出するとともに、第2の画素により観察対象における被測定物に起因しない第1の濃度を、それぞれ繰り返し検出する、ステップと、を含む検出方法。
固体電解質ガラス及びその製造方法、固体電解質ガラス用前駆体、サスペンジョン、リチウムイオン電池用電極並びにリチウムイオン電池 松田厚範,グエン フ フイ フク(Nguyen Huu Huy Phuc),河村剛,武藤浩行 特開2016-117640 特許第6761928号 リチウムイオン電池を構成する正極等の電極や電解質層等の形成材料として好適な、非晶質の固体電解質ガラス及びその製造方法を提供する。固体電解質ガラスの形成に好適な前駆体及びサスペンジョン並びに上記固体電解質ガラスを用いてなるリチウムイオン電池用電極及びリチウムイオン電池を提供する。 Li、P及びSを含み、PS↓4結合を含む固体電解質ガラスであって、110℃における導電率が4.00×10↑-3S/cmを超えることを特徴とする固体電解質ガラス。
整合装置および移動体給電システム 大平孝,坂井尚貴,崎原孫周 特開2017-034919 特許第6551974号 コストの増加を抑制しつつ給電線路に沿って移動する負荷に高い電力伝送効率で電力を供給することを可能にする整合装置およびそれを備えた移動体給電システムを提供する。 給電線路の一端に接続された電源装置から、給電線路に沿って移動する移動体の負荷に電力を供給する際に、インピーダンス整合をとるための整合装置であって、前記給電線路の前記一端に接続された第1の可変リアクタと、前記給電線路の他端に接続された第2の可変リアクタと、前記給電線路上の移動体の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段により検出された位置に基づいて前記第1および第2の可変リアクタのリアクタンス値を制御することにより前記給電線路に発生する定在波を変化させて前記電源装置と前記移動体の負荷とのインピーダンス整合をとる制御手段とを備える、整合装置。
物理・化学センサ、物理・化学現象センシングデバイスおよびこれらの使用方法ならびに物理・化学センサアレイ 高橋一浩 WO2016/147908 特許第6813149号 前処理による可動膜の変形を復元方向に誘導し、検知すべき分子の吸着による可動膜の変形状態を好適に検出することができる物理・化学センサを提供するとともに、これを使用するセンサアレイおよびセンシングデバイスを提供する。 受光素子の受光面に、空隙部を形成しつつ該受光面に対向して設けられた可動膜を備え、該可動膜は、少なくとも外側表面に分子固定能を有し、前記受光面とともにファブリペロー干渉計を形成するように構成された物理・化学センサにおいて、前記可動膜の表面もしくは裏面または中間層に導電性を有する材料によって形成される第1の導電膜と、前記受光面の表面に絶縁層を介して導電性を有する材料によって形成される第2の導電膜とを備え、前記第1および第2の導電膜は適宜電圧の印加を受ける電源に接続されていることを特徴とする物理・化学センサ。
化学・物理現象検出装置 太齋文博,澤田和明 WO2016/147798 特許第6905701号 センシング領域の上に電荷プールを形成して、検出対象である化学現象や物理現象に応じて電荷プールの深さを変化させ、電荷プールに存在する電荷の量を測定するタイプの化学・物理現象検出装置では、電荷プールに対する電荷供給時及び電荷移送時にそれぞれゲートの制御が必要となる。よって、各制御のために時間を要し、また各ゲート制御用のデバイスも要求される。 外部環境の変化に対応して電位が変化するセンシング領域と電荷蓄積領域とを区画した半導体基板を備え、前記センシング領域の電位が反映された量の電荷が前記電荷蓄積領域に蓄積され、該電荷の量を検出する化学・物理現象検出装置であって、前記電荷蓄積領域は前記センシング領域に連続した第1の電位井戸領域を含み、前記第1の電位井戸領域に保持される電荷の境界電位を前記センシング領域の電位と等しくすることで、前記センシング領域の電位を前記第1の電位井戸領域に保持される電荷の電荷量に反映させる、化学・物理現象検出装置。
多孔性構造体の製造方法及び多孔性構造体の製造装置 松田厚範,河村剛,武藤浩行,魏星) 特開2016-145389 特許第6474267号 電気泳動によって、液中に分散する微小固体を多孔性基材中に効率的に導入できると共に、多孔性基材中への微小固体の充填率を向上させることのできる多孔性構造体の製造方法及びこれに用いられる電気泳動装置を提供する。 開口した孔を有する多孔質基材を、表面電荷を有し前記多孔質基材の孔径よりも小さな微小固体が分散された液中に浸漬する浸漬工程と、その浸漬工程において浸漬された前記多孔質基材と一体または連接して設けられる一方の電極と、当該一方の電極と離間して前記多孔質基材の開口側に設けられる他方の電極との間に、直流電圧とその直流電圧の絶対値よりも高い交流電圧とを重畳させた電圧を印加する電圧印加工程とを備えており、前記浸漬工程の前に、前記微小固体が分散される液体と混和する溶媒を前記多孔質基材の孔内部に導入し、孔内表面の改質を行う改質工程を備え、前記電圧印加工程によって発生する電場により、前記微小固体を前記一方の電極側に電気泳動させて前記多孔質基材の孔内部に導入し、前記微小固体が前記多孔質基材内部に保持された多孔性構造体を製造することを特徴とする多孔性構造体の製造方法。
共振器およびそれを用いた高周波フィルタ 田村昌也 特開2016-144201 特許第6516492号 共振器を使用する高周波フィルタの低背化、小面積化の実現。 導体によって構成された箱状の筐体と、導体によって構成されるとともに、適宜面積の表面および裏面を有する板状矩形に形成され、前記筐体の内部において該板状矩形の周端面の全てが開放端面となるように配置された平板導体と、前記平板導体の表面または裏面のいずれか一方の少なくとも中心点と前記筐体との間を接続する第1の短絡部材と、前記第1の短絡部材とは異なる前記平板導体の他方の面の少なくとも中心点と前記筐体との間を接続する第2の短絡部材とを備えることを特徴とする共振器。
化学・物理現象検出装置 太齋文博,澤田和明 WO2016/114202 特許第6749592号 、電位障壁を消去しつつ高集積化に適した化学・物理現象検出装置を提供する。 外部環境の変化に対応して電位が変化するセンシング領域と、該センシング領域へ電荷を供給する電荷供給領域と、前記センシング領域と前記電荷供給領域との間に介在する電荷供給調節領域と、前記センシング領域から移送された電荷を蓄積する電荷蓄積領域と、を区画した半導体基板を備え、前記電荷蓄積領域に蓄積された電荷の量を検出する化学・物理現象検出装置であって、前記基板において前記電荷供給調節領域とセンシング領域との間に拡散層が介在され、該拡散層には前記電荷供給領域から供給される電荷の極性と同じ極性の電荷を生じさせるドーパントが拡散されている、化学・物理現象検出装置。
成膜用原料粉体およびセラミックス膜 武藤浩行,河村剛,松田厚範 特開2016-108618 特許第6411878号 噴射によって基板上に堆積させて成膜するために用いられ、複数の原料成分を含むと共にその偏在が抑制される成膜用原料粉体と、かかる成膜用原料粉体を用いて形成される複数成分が良好に分散した均質なセラミックス膜を提供する。 噴射した原料を基板上に堆積させて成膜する成膜方法に用いられる原料粉体であって、セラミックス組成物からなる粒状体を母材とし、その母材とは異なる種類の微小固体が前記母材表面上において3.3%~33.4%の被覆率範囲となる予め定めた被覆量で付着した複合体からなると共に、実質的に原料粉体の全量が前記複合体であることを特徴とする原料粉体。
金属材料および加工処理方法 三浦博己 WO2016/031958 特許第6747639号 複雑なプロセスによらず、単純な強圧延法と熱処理によって、高強度で延性を有する金属材料を提供するとともに、その処理方法を提供する。 単純強圧延後に時効処理した場合における延伸方向に対する垂直方向の引張強度が2.2GPa以上となる安定オーステナイトステンレス鋼による板状の金属材料であって、単純強圧延による強ひずみ加工の後に生成される微細粒組織が、ラメラー状を形成する各層の平均間隔が30nm~100nmであるラメラー状組織を基礎とし、前記ラメラー状組織に形成されるせん断帯によって包囲される領域に形成される変形双晶によるグループ状組織が1μmよりも小さくかつ母相に対して結晶方位がずれた状態で分散してなる変形誘起の微視組織を含む構成であることを特徴とする金属材料。
三次元モデル検索システム、及び三次元モデル検索方法 立間淳司,青野雅樹 特開2015-201151 特許第6351350号 二次元スケッチ画像を検索質問とした、三次元モデルの検索システムを提供する。 予めデータベース化された既知の三次元モデルの複数視点における深度バッファ画像と、検索対象の二次元によるスケッチ画像とを比較することにより、三次元モデルを検索する検索システムであって、深度バッファ画像に対して、ラプラシアンフィルタ、細線化処理およびガウシアンフィルタによって比較画像を生成するバッファ画像処理手段と、スケッチ画像および比較画像を所定の大きさに変換する変換処理手段と、変換処理手段により所定の大きさに変換された画像を、段階ごとに定めた大きさで、かつ重畳するように設定した小領域を単位として分割する重畳分割手段と、重畳分割手段により分割された小領域ごとに、輝度を重みとする輝度勾配のヒストグラムを抽出し、スケッチ画像および比較画像の特徴量の値を算出する特徴量算出手段と、特徴量抽出手段により算出された特徴量の値に順位を付し、新たな特徴量を設定する順位正規化処理手段とを備え、スケッチ画像における順位正規化された特徴量をインデックスとして、比較画像における順位正規化された特徴量を対比することにより、三次元モデルを検索することを特徴とする三次元モデルの検索装置。
物理・化学センサおよび物理・化学現象センシングデバイスならびにこれらの製造方法 高橋一浩,澤田和明 WO2015/159945 特許第6433988号 可動膜上における反応時間を短縮し得る物理・化学センサおよび物理・化学現象センシングデバイスを提供するとともに、そのための製造方法をも提供する。 受光素子の受光面に、空隙部を形成しつつ該受光面に対向して設けられた可動膜を備え、該可動膜は、少なくとも外側表面に物質固定能を有し、前記受光面とともにファブリペロー干渉計を形成するように構成された物理・化学センサにおいて、前記可動膜の外側表面に積層される流路形成層を備え、該流路形成層は、前記可動膜の外側表面に中空部を形成するとともに、該中空部に接続される流路が形成されており、前記可動膜は、周辺部分の一部に貫設された貫通部を備え、前記流路形成層は、前記中空部および流路から逸れた位置において前記貫通部に連通するように該流路形成層を貫通する連通部を備えており、前記受光面と前記可動膜との間に形成される空隙部は、前記貫通部および連通部を介して外部に連通していることを特徴とする物理・化学センサ。
三次元モデル特徴抽出方法、及び三次元モデル・アノテーションシステム 青野雅樹,立間淳司 特開2015-176485 特許第6355372号 検索対象の三次元モデルの境界画素パターンの特徴量を比較することにより三次元モデルを検索する特徴抽出方法及びアノテーションシステムを提供する。 既知の三次元モデルの複数視点における深度バッファ画像について、各深度バッファ画像における注目画素と近傍の画素との画素値を比較したときの該画素値が異なるものを境界画素として、境界画素パターンの特徴量を予めデータベース化し、検索対象の三次元モデルの境界画素パターンの特徴量を比較することにより三次元モデルを検索する特徴抽出方法であって、前記境界画素パターンの特徴量は、前記境界画素における注目画素と近傍画素との差を正負に分類するとともに、それぞれの出現頻度によるヒストグラムを抽出したものであり、前記境界画素パターンの特徴量の比較は、各深度バッファ画像について抽出した境界画素の出現頻度によるヒストグラムを作成し、複数視点から得られる全てのヒストグラムの組合せを検索インデックスとして、検索対象の三次元モデルとの間で相違度を判定するものであることを特徴とする三次元モデルの特徴抽出方法。
三次元モデル検索方法、及び三次元モデル検索システム 青野雅樹,立間淳司 特開2015-176484 特許第6320806号 高精度かつ高速な三次元モデルの検索方法及び三次元モデルの検索システムを提供する。 既知の三次元モデルについて、複数視点における深度バッファ画像における多重スケール画像のローカルバイナリパターン(LBP)特徴量を予めデータベース化し、検索対象の三次元モデルのLBP特徴量を比較することにより三次元モデルを検索する検索方法であって、前記LBP特徴量は、既知の三次元モデルから複数視点における深度バッファ画像を生成し、各深度バッファ画像について画像スケールの異なる多重スケール画像を生成し、スケール画像ごとに複数分割した小領域についてLBPヒストグラムを抽出したものであり、前記LBP特徴量の比較は、各スケール画像について抽出したLBPヒストグラムの最大値の総和を複数視点の全組合せをインデックスとして、検索対象の三次元モデルとの間で相違度を判定するものであることを特徴とする三次元モデルの検索方法。
アミン化合物、光学活性アミン、光学活性アミンを含む不斉触媒および不斉触媒を用いた光学活性ハロゲン化合物の製造方法 柴富一孝 特開2015-051967 特許第6213999号 新規な光学活性アミン及び光学活性アミンを含む新規な不斉触媒、更には当該不斉触媒を用いた高効率的な不斉有機分子変換による光学活性ハロゲン化合物の製造方法、更には新規なアミン化合物を提供する。 式(0)で表される光学活性アミン。【化1】式中のZは、【化3】で表される。ただし、R↑1は、同一または異なって、複数の分岐鎖を備えたアルキル基、ターシャルブチル基、アリール基、ヘテロアリール基、アルアルキル基、アリールオキシ基、またはアリールチオ基を示し、R↑5はアルコキシ基、アリールオキシ基、シロキシ基、アシルオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキルアミノ基、またはアシルアミノ基を示し、Xは、酸素原子、硫黄原子またはセレン原子を示す。
電力伝送路 大平孝,ウリン トヤ 特開2014-227025 特許第6238224号 ひとつの高周波電源で長い区間の電力伝送路に電力を与え、かつ、車両の位置による上記電気特性の変動を軽減することができる伝送路の構成法を提供する。 移動体に対して高周波電力を供給するための電力伝送路であって、前記移動体が直接的または間接的に接触する接触領域と、該接触領域が複数の領域に区分され、導電性材料によって形成される電極領域と、該電極領域に高周波電力を供給する高周波電源および該高周波電源から供給される高周波電力を進相する接続回路とを備え、並列する二つの前記電極領域を一組として電極対が複数形成されるとともに、該電極対は、前記移動体の移動方向に延出するように、かつ間欠的に複数配置され、隣接する前記電極対の相互間が、前記接続回路を介在して電気的に接続されるとともに、これらの電極対のうち少なくとも一組が前記高周波電源に接続されており、前記接続回路は、下式(1)のインピーダンス行列を呈する2ポート回路網であることを特徴とする電力伝送路。【数1】但し、φは前記電極対の位相遅延、Z↓Oは特性インピーダンス、jは虚数単位を示す。
半導体発光素子およびその製造方法 若原昭浩,岡田浩,関口寛人 特開2014-192411 特許第6172658号 p型層を除去することなくn側電極を形成することにより、プレーナ型の電構造を有する発光素子を提供するとともに、その製造方法を提供する。 成長基板上に、n型層、発光層およびp型層を成長させる成長工程と、チャネリング条件下においてp型層の表面からn型層に到達する範囲にn型不純物としてシリコンをイオン注入するチャネリング工程と、前記チャネリング工程によりn型不純物としてシリコンイオンが注入された領域を、アンモニアを含む雰囲気中でアニールすることによりn型化するアニール工程と、前記アニール工程によりn型化された領域の表面にn側電極を接続するn側電極構成工程とを含むことを特徴とする窒化物半導体発光素子の製造方法。
制御装置および制御方法 三好孝典,今村孝 特開2014-174917 特許第6245596号 ロバスト安定性に加え、ネットワーク障害耐性および好適な応答性を実現するマルチラテラル制御装置およびマルチラテラル制御方法を提供する。 ネットワークサーバで管理される運動モデルに対し、通信回線を介して接続される複数のクライアントによる操作を可能とするマルチラテラル制御装置であって、クライアントごとに通信回線を介して前記運動モデルに接続されており、該通信回線と該ネットワークサーバとの間において、所定の伝達関数に基づいて機能することにより、通信回線を介してネットワークサーバに対して入力される入力側のゲインを所定範囲に制限する第1の位相制御フィルタと、該第1の位相制御フィルタによって制限されたゲインに基づいて前記ネットワークサーバに入力される位相を制御する第1のスキャタリングマトリクスとを備え、前記第1のスキャタリングマトリクスは、前記第1の位相制御フィルタの伝達関数によってゲインが制限されることにより前記位相を制御するものであることを特徴とするマルチラテラル制御装置。
pHを特定する方法及びその装置並びにイオン濃度を特定する方法 WO2014/109314 特許第6245612号 pHセンサアレイにおいて、ガラス参照電極を用いることなく、試料のpHを高い精度で測定する。 pHセンサアレイを構成する素子iの出力Voiより該素子iが接触する試料のpHを特定する方法であって、前記素子iの出力Voiを次のように規定し、Voi=Si×pHi+Gi×Vrm+Ci式(1)前記素子iの出力Voiから前記素子i固有の感応係数Si、Gi及び定数Ciを特定する検定ステップと、前記第1素子i1の出力Voi1と前記第2素子i2の出力Voi2を測定する第1の測定ステップと、前記第1の測定ステップで測定された前記第1素子i1及び第2素子i2の出力Voi1、Voi2、並びに前記検定ステップで特定された前記第1素子i1及び第2素子i2に関する感応係数Si1、Si2、Gi1、Gi2及び定数Ci1、Ci2から前記試料の電位Vrmを特定する電位特定ステップと、前記センサアレイを前記試料に接触させて前記素子iの出力Voiを測定する主測定ステップと、前記電位特定ステップで特定された電位Vrm、前記主測定ステップで測定された前記素子iの出力Voi並びに前記検定ステップで特定された感応係数Si、Gi及び定数Ciから前記素子iに接する試料のpHiを求めるpH特定ステップと、を含む試料のpHを特定する方法。
外来物質導入装置および外来物質導入細胞の製造方法 水野彰,沼野利佳,栗田弘史 WO2014/092164 特許第6269968号 電気的な作用により少量の細胞に効率的且つ低コストで外来物質を導入する装置および低コストで多様な外来物質導入細胞を製造し得る外来物質導入細胞の製造方法を提供する。 電気的作用によって細胞外から細胞内に外来物質を導入する外来物質導入装置において、外部からの物質供給が可能な開口部を有する1以上の貯留槽と、前記1以上の貯留槽の各々の内に互いに離間して配置された、水平面に交差する方向に延設された一対の電極を有する1以上の電極部と、前記1以上の電極部に、所定時間、直流電圧を印加して電界を発生させるよう構成された電界発生手段であって、絶縁性液体が貯留された前記1以上の貯留槽の各々において、外来物質および細胞を含有し、前記絶縁性液体と混和しない細胞懸濁液を、前記一対の電極の間に供給することにより、前記絶縁性液体中に前記一対の電極の間隔よりも小径の前記細胞懸濁液の液滴を形成させた状態で、前記1以上の電極部に直流電圧を印加した場合に、前記一対の電極間に生じる電界によって、前記液滴を前記一対の電極のうちの前記液滴とは逆の極性を有する電極である逆極性電極に向かって移動させ、前記逆極性電極に前記液滴を接触させて前記液滴の移動方向の反転を引き起こすよう構成された電界発生手段とを備えることを特徴とする外来物質導入装置。
酸化還元電位の測定装置及び測定方法 WO2014/025044 特許第6241889号 被測定溶液からの信号が小さくなっても、ノイズを低減することにより酸化還元電流及び酸化還元電位を測定することができる小型の酸化還元電位の測定装置を提供する。 酸化還元電位の測定装置であって、基板と、該基板表面に形成される作用電極と、前記作用電極の出力を処理する処理回路と、を備え、前記基板には、前記作用電極の出力を増幅するバイポーラトランジスタが更に備えられ、前記作用電極から前記バイポーラトランジスタへ印加される電流と逆向きの補償電流を前記作用電極に印加する補償回路が更に備えられる、酸化還元電位の測定装置。
画像投影装置および画像処理方法 金澤靖 特開2013-247601 特許第6037375号 室内における壁面のように任意の形状または角度に形成される面を、スクリーンとして使用できる画像投影装置および画像処理方法を提供し、さらに、当該室内における壁面の全周にシームレスな画像をも投影し得る画像投影装置および画像処理方法を提供する。 スクリーンに画像を投影する複数の投影手段と、投影手段によりスクリーンに投影された投影画像を撮影する撮影手段と、撮影手段により取得された画像に基づき投影画像を補正する画像処理装置とを備え、画像処理装置は、投影画像を幾何変形して所望形状に補正する幾何補正手段と、幾何補正手段により補正された投影画像について所望の投影領域に投影させるための領域補正手段と、複数の投影手段ごとに投影される投影画像を単位として輝度の高低を調整する輝度補正手段と、隣接する投影領域間で投影画像が重複する重複領域についての輝度を調整する重複領域補正手段とを備える。
含フッ素α,β-不飽和アルデヒドの製造方法 柴富一孝 WO2013/133343 特許第6183857号 簡素な分子構造の含フッ素α,β-不飽和アルデヒドを良好な収率および良好な純度で得ることのできる簡便で実用的な製造方法を提供する。 下記一般式(1)で示される含フッ素α,β-不飽和アルデヒドの製造方法であって、下記一般式(2)で示されるアルコールを、対応するα,β-不飽和アルデヒドよりも高い沸点を有する高沸点溶媒中にて、前記高沸点溶媒に対して非溶解性の酸化剤を用いて酸化する酸化工程と、前記酸化工程で得られた反応液を蒸留して精製する精製工程と、を含んでおり、前記高沸点溶媒は、生成物のα,β-不飽和アルデヒドよりも10℃以上高い沸点を備えており、前記高沸点溶媒は、炭素数9~15の芳香族炭化水素類、及び、炭素数9~15の脂肪族炭化水素類の群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする含フッ素α,β-不飽和アルデヒドの製造方法。【化1】〔式(1)中、R↑1、R↑2は、それぞれ独立に水素原子またはフッ素原子であり、Xは、2または3である。〕【化2】〔式(2)中、R↑1、R↑2は、それぞれ独立に水素原子またはフッ素原子であり、Xは、2または3である。〕
累積型化学・物理現象検出装置及びその制御方法 澤田和明,飛沢健 特開2013-174602 特許第5637244号 容易に検量線を得る方法を提供する。 化学/物理現象に対応してポテンシャルが変化するセンシング部と、前記センシング部へ電荷を供給する電荷供給部と、前記センシング部と前記電荷供給部との間に存在する電荷注入調節部と、前記センシング部から移送された電荷を蓄積するフローティングディフュージョン部と、を備え、前記電荷供給部の電位を下げて前記センシング部へ電荷を供給する状態から前記電荷供給部の電位を上げることによって前記センシング部の電荷がすり切られる累積型化学・物理現象検出装置であって、前記センシング部に連続する除去井戸が形成され、前記電荷注入調節部に対応する電荷制御電極と前記除去井戸に対応する除去電極とが設けられて、前記電荷供給部の電位をさげて前記センシング部に前記電荷をチャージするときの前記除去電極の電位から前記電荷制御電極の電位を差し引いた値に比べ、前記電荷供給部の電位を上げて前記センシング部の電荷を前記電荷供給部側にすり切った後における前記除去電極の電位から前記電荷制御電極の電位を差し引いた値を大きくする、累積型化学・物理現象検出装置。
物理・化学センサおよび物理・化学現象センシングデバイスならびにこれらの製造方法 高橋一浩,澤田和明 WO2013/047799 特許第5988055号 微小な表面応力の変化を検出することができ、小型化・アレイ化を可能にする物理・化学センサおよび物理・化学現象センシングデバイスならびにこれらの製造方法を提供する。 受光素子の受光面の表面に、中空部を形成しつつ該受光面に対向して設けられた膜部を備え、前記膜部は、光透過性および可撓性を有し、前記受光面の表面とでファブリペロー共振器を形成するとともに、少なくとも外側表面に物質固定能を有している膜部であることを特徴とする物理・化学センサ。
発音動作可視化装置および発音学習装置 入部百合絵,新田恒雄 WO2013/031677 特許第6206960号 学習者の発音誤りを矯正することを容易にするため、学習者の音声から発音動作を可視化することができる装置を提供することであり、また、当該可視化装置を使用した学習装置を提供する。 入力音声を取得する音声取得手段と、前記音声取得手段により取得した音声データを音声パラメータによる声道パラメータ系列に変換する声道パラメータ変換手段と、発話状態において、透視画像の口腔形状の初期状態に付与した特徴点の位置から所定時間ごとに移動量を計算した座標データをもとに算出した座標ベクトルと前記声道パラメータとを対応付けたものを教師データとする識別器により、前記声道パラメータ系列を入力して座標ベクトル系列を生成する座標ベクトル系列変換手段と、前記座標ベクトル系列から調音器官の動作の画像を生成する画像生成手段と、前記画像生成手段により生成された画像を表示する画像表示手段とを含むことを特徴とする発音動作可視化装置。
細胞放出物質検出装置、細胞放出物質検出方法および細胞放出物質検出用固定化酵素基板 吉田祥子 特開2013-040800 特許第5871224号 細胞から放出されたヌクレオチドについて、細胞組織上の濃度分布を検出する細胞放出物質検出装置、細胞放出物質検出方法および細胞放出物質検出用固定化酵素基板を提供する。 細胞組織が載置される載置面側に、基質をリン酸化するリン酸化反応とリン酸化された後の基質を酸化する酸化反応とを触媒するグリセルアルデヒド3-リン酸脱水素酵素を有する基板と、その基板上での反応に伴って蛍光元物質から生成される蛍光物質を励起する励起光を、前記基板上の細胞組織に向けて照射する光照射手段と、その光照射手段によって照射された励起光によって蛍光物質から放射される蛍光を検出する検出手段と、その検出手段により検出された蛍光に基づいて画像を形成する画像形成手段とを備えており、前記基板に載置された細胞組織にグリセルアルデヒド3-リン酸と蛍光元物質とを共存させた場合にグリセルアルデヒド3-リン酸脱水素酵素が触媒する反応によって生じた蛍光に基づいて前記画像形成手段により形成された画像により、前記基板に載置された細胞組織から放出されたヌクレオチドの濃度分布を検出することを特徴とする細胞放出物質検出装置。
化学・物理現象検出装置及び検出方法 太齋文博,中澤寛一,澤田和明 WO2013/024791 特許第6083753号 高集積化に適した化学・物理現象検出装置及びその制御方法を提供する。 測定対象の化学・物理現象に対応してポテンシャル井戸の底部電位を変化させるセンシング部と、該センシング部へ電荷を供給するID部と、該ID部から前記センシング部へ供給する電荷量を調節するICG部と、前記センシング部の電荷がTG部を介して蓄積されるFD部とを備えてなる化学・物理現象検出装置の複数を集積してなり、各検出装置に対して一定電位の参照電極が配置されてなる集積装置において、前記各検出装置の出力を校正する校正方法であって、標準状態の化学・物理現象に対応する前記各検出装置の出力を検出する検出ステップと、前記各検出装置の出力と前記標準状態の化学・物理現象に対応する標準検出装置の標準出力とを比較する比較ステップと、前記比較ステップの比較結果に基づき、前記各検出装置の出力が前記標準出力と一致するように、前記各検出装置のセンシング部のポテンシャル井戸の容量を変化させる、及び/又は前記センシング部から前記FD部へ電荷を移送する際に前記TG部の電位を変化させる制御ステップと、を備える校正方法。
化学・物理現象検出装置及び検出方法 太齋文博,澤田和明 特開2013-015379 特許第5773357号 pH検出装置の高集積化が望まれる。 測定対象の化学・物理現象に対応してポテンシャル井戸の底部ポテンシャルを変化させるセンシング部を備え、TG部を介して前記センシング部の電荷を対応するFD部へ移送し、該FD部に蓄積された電荷に基づき前記化学・物理現象を特定し、前記FD部の電荷をRD部より排出する化学・物理現象検出装置の制御方法であって、前記ポテンシャル井戸へ、前記TG部を介して、前記FD部側から電荷を注入する際に、前記RD部へチャージされた電荷の最低ポテンシャルを、前記TGの電位より低くかつ前記ポテンシャル井戸が取りうる最低ポテンシャルより低くして、かつ前記TG部の電位を変化させずに、前記RD部からの電荷で前記ポテンシャル井戸を満たす化学・物理現象検出装置の制御方法。
化学・物理現象検出方法及びその装置 太齋文博,澤田和明 WO2013/008908 特許第6074770号 pH検出装置の高集積化が望まれる。 測定対象の化学・物理現象に対応してポテンシャル井戸の底部電位を変化させる複数のセンシング部を備え、TG部を介して前記各センシング部の電荷を対応するFD部へ移送し、該FD部に蓄積された電荷に基づき前記化学・物理現象を特定する化学・物理現象検出装置の制御方法であって、前記複数のセンシング部において選択された第1のセンシング部の第1のポテンシャル井戸は電荷をホールドし、選択されない第2のセンシング部の第2のポテンシャル井戸は電荷が空の状態とし、前記第1のポテンシャル井戸及び前記第2のポテンシャル井戸から同時に一つの前記FD部へ電荷を移送可能状態とする、化学・物理現象検出装置の制御方法。
複合粒子製造装置および複合粒子の製造方法 武藤浩行,羽切教雄,松田厚範,河村 剛 WO2012/133696 特許第6083610号 作業性および製造効率を向上させ得る複合粒子製造装置および複合粒子の製造方法を提供する。 第1の粒子または第2の粒子の少なくともいずれか一方をプラスまたはマイナスに帯電させ、異なる極性に帯電されている他方の粒子を混合することにより両粒子を静電引力により付着させて複合粒子を製造するために、調整剤を添加して前記いずれか一方の粒子の表面電荷を調整する複合粒子製造装置であって、液体を貯留する貯留槽と、調整剤を前記貯留槽に添加する添加手段と、前記貯留槽に貯留される液体の粘度によって該液体中の粒子の分散状態を測定する分散状態測定手段と、前記貯留槽内の液体に含有される粒子の表面電荷を調整するための調整剤を前記貯留槽内に添加した場合に、前記分散状態測定手段により測定される分散状態を記憶する分散状態記憶手段と、その分散状態記憶手段に記憶される分散状態に基づき、前記貯留槽内の液体の粘度が極小値または極小値近傍を示した場合に、該液体中の粒子の分散状態が所望状態にあることを示す情報を出力する情報出力手段と、前記情報出力手段により出力される情報を指標として前記粒子の表面に十分量の調整剤が吸着している状態とみなして、該調整剤の添加を停止する添加停止手段とを備えていることを特徴とする複合粒子製造装置。
土壌の水分状態特定装置及びその方法 二川雅登,澤田和明 WO2011/158812 特許第5871237号 土壌に電極を接触させてその間の電気抵抗を単に測定するだけでは土壌に含まれる水分の電気伝導度、ひいては土壌中の水分のイオン濃度を正確に特定する。 溶媒に溶解しない不溶成分であって高い電気抵抗を有するものか若しくは絶縁体でありかつ前記溶媒よりも比誘電率が小さい不溶成分を前記溶媒に分散した分散系において、前記溶媒に含まれるイオン性の溶質の濃度を特定する方法であって、前記分散系に第1の電極対を接触させ、前記電極の一方へ交流の入力電気信号を印加し、前記電極の他方からの出力電気信号の位相と前記入力電気信号の位相とを比較し、前記位相の比較結果に基づき前記溶媒に含まれるイオン性の溶質の濃度を特定する、濃度特定方法。
電解質膜、燃料電池、及び電解質膜の製造方法 松田厚範,河村 剛,濱上寿一,逆井基次 WO2011/065483 特許第5674158号 導電性が高くエネルギー効率の良好な電解質膜、電解質膜を使用した燃料電池、及び電解質膜の製造方法を提供する。 ポリベンジイミダゾールを少なくとも含む樹脂材料と、複合体と、リン酸とを少なくとも含む電解質膜であって、前記複合体は、硫酸水素塩とヘテロポリ酸とをメカニカルミリング処理して得られ、硫酸水素塩とヘテロポリ酸とが水素結合により結合していることを特徴とする電解質膜。
真珠の評価方法及び評価装置 中内茂樹,豊田敏裕 WO2011/058823 特許第5637399号 真珠について正しい評価が可能な評価方法及び評価装置を提供する。 真珠の評価方法であって、画像データ取得ステップと、広DR画像データ生成ステップと、評価値算出ステップと、を有し、輝度値の歪度に基づいて真珠の光沢を評価するとともに、透過画像データ取得ステップと、正規化画像データ生成ステップと、干渉色判定用画像データを、生成する干渉色判定用画像生成ステップと、を有し、各選別光に対する前記干渉色判定用画像データに基づいて、真珠の色を評価することを特徴とする評価方法。
中空マイクロチューブ構造体およびその作製方法ならびに生体検査装置 石田誠,河野剛士,川島貴弘,竹井邦晴 WO2010/107122 特許第5429827号 低侵襲の電極として使用できる中空マイクロチューブ構造体およびその製造方法、中空マイクロチューブ構造体を使用した生体検査装置を提供する。 半導体基板と、該半導体基板の表面に対して直交方向に直線状に中空部を形成してなり、かつ、マイクロスケールの筒状に該表面上に設けられた少なくとも1つの中空チューブと、該中空チューブの内部表面を構成する金属被膜層と、前記中空チューブの外部表面を構成する絶縁被膜層と、前記中空チューブの中空部の延長上に連通しつつ前記半導体基板の裏面で開口する貫通孔と、を備えたことを特徴とする中空マイクロチューブ構造体。
分光装置及びその制御方法 澤田和明,石井広康,中澤寛一 WO2010/106800 特許第5553316号 感度の良い分光装置を提供する。 入射光により電荷を発生する電荷発生部と、前記電荷発生部の表面から第1の深さまでに発生した電荷を捕獲する第1の状態と、該表面から第2の深さまでに発生した電荷を捕獲する第2の状態とになるよう前記電荷発生部を制御する電荷発生制御部と、前記電荷発生部で捕獲された電荷量に応じた信号を出力するフローティングディフュージョン部と、を備え前記電荷発生制御部は前記電荷発生部に隣接して形成され、前記電荷発生部の電荷井戸に充填された電荷の最低電位を規定するゲート部を備え、このゲート部の電位を制御して前記電荷井戸に充填された電荷の最低電位を制御する、分光装置。
分光装置及びその駆動方法 澤田和明,石井広康,丸山結城 WO2009/151004 特許第5317134号 蛍光分析法において検査対象であるDNA等から生じている蛍光を精度よく検出することに適した新規構成の分光装置を提案する。 検査対象に励起光を照射することにより、検査対象を透過した励起光と、励起光で励起された検査対象から放出される蛍光とを含む光を分光対象光として検出する蛍光分析用の分光装置であって、第1の電荷捕獲部と、第2の電荷捕獲部と、を有する分光センサ本体と、分光センサ本体で捕獲された電荷量に応じた電圧を出力するフローティングディフュージョン部であって、電荷が流れる1つのパスに対し間隔をあけて並列につながれた第1の電荷井戸及び第2の電荷井戸を備え、第1の電荷井戸はパスにおいて第2の電荷井戸より上流側に位置し、第1の電荷井戸の容量は第2の電荷井戸の容量より大きくなるように構成されるフローティングディフュージョン部と、常に第1の電荷井戸が電子で満杯となるように励起光の強度を安定させる制御手段と、第1の電荷井戸の出力電圧と第2の電荷井戸の出力電圧とのうち、第2の電荷井戸の出力電圧のみを入力することにより、分光対象光に含まれる成分光の強度を算出する光強度算出部と、を備える蛍光分析用の分光装置。
化学・物理現象検出装置及びその制御方法 澤田和明,松尾純一 特開2009-236502 特許第5077799号 センシング部が光に感応する累積型化学・物理現象検出装置を明所でも高い精度で使用可能とする。 化学・物理現象に対応してポテンシャルが変化するセンシング部と、前記センシング部へ電荷を供給する電荷供給部と、前記センシング部と前記電荷供給部との間に形成される電荷供給調節部と、前記センシング部から転送された電荷を蓄積する電荷蓄積部と、前記センシング部と前記電荷蓄積部との間に形成される電荷転送調節部とを備えてなる、化学・物理現象検出装置であって、前記電荷供給部から前記センシング部への電荷供給が無い状態で、前記センシング部から前記電荷蓄積部へ電荷が転送可能なように前記電荷転送調節部の電位を調節し、該電荷蓄積部の第1の電位を検出して保存する手段と、前記電荷供給部から前記センシング部へ電荷の供給がなされた状態で、前記電荷転送調節部の電位を調節して、前記センシング部の電荷を前記電荷蓄積部へ転送し、該電荷蓄積部の第2の電位を検出して保存する手段と、前記第2の電位と前記第1の電位との差を演算し、得られた電位差を出力する手段と、を更に備える、ことを特徴とする化学・物理現象検出装置。
SQUID磁気センサを用いる非破壊検査装置 田中三郎,廿日出 好 WO2009/110529 特許第5229923号 電子デバイスなどの絶縁物中や帯磁可能な部材中の磁性パーティクルを非破壊で、かつ的確に検出することができるSQUID磁気センサを用いる非破壊検査装置を提供する。 被検査物の長手方向に磁場を印加する水平帯磁用磁石と、該水平帯磁用磁石により長手方向に水平磁化された被検査物がセットされる検査部と、前記水平磁化された被検査物を搬送するベルトコンベアと、前記水平磁化された被検査物である磁化可能な部材とともに水平磁化されたパーティクルを検出するグラジオメータとを具備するSQUID磁気センサを用いる非破壊検査装置であって、前記ベルトコンベアは、前記被検査物に磁場を印加する帯磁ステージとなる第1のベルトコンベアと、該第1のベルトコンベアとは別個に配置され、前記被検査物が検査される検査ステージとなる第2のベルトコンベアとを具備することを特徴とするSQUID磁気センサを用いる非破壊検査装置。
複合検出装置 澤田和明,松尾純一,中澤寛一 WO2009/081890 特許第5273742号 pH等の物理・化学現象の値と光等のエネルギー線の量の検出とを同時に行うことのできる複合検出装置を提案する。 化学・物理現象に対応してポテンシャルが変化する第1のセンシング部と、前記第1のセンシング部へ第1の電荷を供給する第1の電荷供給部と、前記第1のセンシング部と第1の前記電荷供給部との間に形成される第1の電荷供給調節部と、前記第1のセンシング部から転送された第1の電荷を蓄積する第1の電荷蓄積部と、前記第1のセンシング部と前記第1の電荷蓄積部との間に形成される第1の電荷転送調節部とを備える、化学・物理現象検出系と、前記第1のセンシング部に設けられ、光を含むエネルギー線を受けて前記第1の電荷と極性の異なる第2の電荷とを生成する半導体電荷生成部と、前記第1のセンシング部を基準にして前記第1の電荷蓄積部とは反対側の電位を有し、該半導体電荷生成部で生成された第2の電荷を蓄積する第2の電荷蓄積部と、を備えるエネルギー線検出系と、を具備することを特徴とする複合検出装置。
活物質、リチウム硫黄電池用電極及びリチウム硫黄電池 松田厚範,武藤浩行,グエン フ フイ フク(Nguyen Huu Huy Phuc),松田麗子 特開2021-026921 特許第7366396号 充電容量の高いリチウム硫黄電池を与える活物質及びリチウム硫黄電池用電極並びにリチウム硫黄電池を提供する。 Li↓2Sにおける一部のLi原子が周期表の第2族元素、第3族元素又は第13族元素に由来する多価原子で置換された化合物であって、X線回折により、実質的にLi↓2Sの回折パターンを有する化合物を含むことを特徴とする活物質。
水中無線電力伝送システム 田村昌也 特開2020-191761 特許第7333938号 伝送効率を劣化させることなく、軽量化された送受電装置およびそれを用いる無線電力伝送システムを実現する。 淡水中または海水中において無線による電力電送を行うためのシステムであって、送電側に設けられる送電装置と、受電側に設けられる受電装置とを備え、前記送電装置は、2以上の導体平板を有する送電器を備え、前記受電装置は、2枚以上の導体平板を有する受電器を備え、前記送電器の導体平板と前記受電器の該導体平板とが相互に対向して配置されるものであることを特徴とする水中無線電力伝送システム。
ロボット 岡田美智男 特開2020-168040 特許第7320240号 ロボットの基本的な振る舞い、人との関わりにおけるインタラクションを工夫することで、ロボットに「生き物らしさ」や「人らしさ」を備えさせ、そのことで周囲の人の「志向的な構え」(=このロボットは、何らかの意図をもち、そのために合目的的に振る舞っているのではないかという解釈)や感情移入を引き出す。 格納容器を有する本体部と、音声出力による発話および本体部の動きにより意思を表現する意思表現手段と、本体部の周囲の人を検知する第1の検知手段と、格納容器に拾得対象物が投入されたことを検知する第2の検知手段と、意思表現手段を制御するためのコンピュータとを備え、人が検知された場合に意思表現手段により拾得対象物を拾うという人の行為を誘発するための最初の誘発動作を実行した後、格納容器に拾得対象物が投入されたことが検知されたときに、意思表現手段により人に対する応答動作を実行し、誘発動作を実行した後、格納容器に拾得対象物が投入されたことが検知できないときに、意思表現手段により拾得対象物を拾うという人の行為を誘発するために他の誘発動作を選択的に実行するロボットにおいて、本体部を搭載するベース部と、ベース部を移動させるための移動用モジュールと、本体部とベース部を連結するスプリングと、アクチュエータとを備え、移動モジュールを作動させることにより本体部を搭載した状態のベース部を自走させ、予め定めた距離の範囲以内において人を検知したとき、最初の誘発動作の実行を開始するものであることを特徴とするロボット。
日射計測装置ならびにこれを使用する照射状態分析装置および光分布測定装置 滝川浩史 特開2020-126070 特許第6928396号 温度変化を補正しつつ日射を計測し得る日射計測装置を提供するとともに、この日射計測装置を使用しつつ、特定波長の照射の状態を計測し、または反射光などの散乱光を含む光の照射分布を測定し得る装置を提供する。 光電変換センサ群、または光電変換センサ群を接続してなる光電変換センサモジュールと、光電変換センサ、光電変換センサ群、光電変換センサモジュール、または光電変換センサモジュールを接続してなる光電変換センサモジュール群の中から選択された両端に接続された抵抗と、抵抗に対して接続されたサーミスタとを備え、抵抗およびサーミスタによって出力抵抗を形成し、出力抵抗の両端に発生する電圧からオームの法則に基づく略短絡電流値を得るとともに、略短絡電流値の変化量による日射計測装置において、光電変換センサ、センサ群、光電変換センサモジュール、センサモジュール群は、ケース内部に収納されており、ケースは、波長300nm以上における波長帯域の光が透過可能である面を有しており、光電変換センサ、光電変換センサ群の各受光面が、透光面に向かって配置されており、サーミスタは、ケース内部に収容される光電変換センサ、センサ群、光電変換センサモジュールまたはセンサモジュール群の裏面、および、ケースの壁面から選択された面に当接した状態で配置され、同じ種類の面に複数設けられたものである日射計測装置。
地点別歩行者事故危険度評価方法および地点別歩行者事故危険度判定システム 松尾幸二郎 特開2020-115306 特許第7300700号 車両の通行量や歩行者数を単純に測定する方法によることなく、事故発生に近似する状況の出現頻度に着目しつつ地点別における歩行者事故危険度評価の方法および歩行者危険度判定システムを提供する。 予め複数の交差点を選定し、衝突警報装置を搭載したプローブ車両が該交差点に進入する通行量を含むプローブ車両通行量情報と、該プローブ車両に搭載される衝突警報装置により該交差点を中心とする周辺における歩行者との衝突警報を検出した回数を含む歩行者衝突警報情報と、歩行者が現実に遭遇した事故件数を含む歩行者事故情報とを取得し、前記プローブ車両通行量情報に含まれるプローブ車両の通行量に対する、前記歩行者衝突警報情報に含まれる衝突警報を検出した回数の割合を歩行者衝突警報発生率として算出し、前記歩行者衝突警報発生率について、歩行者事故情報における事故件数との相関に基づき歩行者事故件数統計モデルを作成し、評価対象地点における前記歩行者衝突警報発生率を前記歩行者事故件数統計モデルに照合させることにより歩行者事故の発生確率を算出するものであることを特徴とする地点別歩行者事故危険度評価方法。
送受電器およびそれを用いる無線電力伝送システム 田村昌也 特開2020-089209 特許第7307933号 インピーダンス整合が容易な小型化された送受電器およびそれを用いる無線電力伝送システムを実現する。 適宜な比透磁率を有する材料で形成された電磁波反射部材によって全体が包囲された構造体と、送電部および受電部とを備え、送電部は、構造体本体を導波路共振器と想定する場合における共振周波数による電磁波を送受信するもので、受電部は第一および第二の受電器を備えてなるものであって、送電部は、一方が開放端となる線状の金属で構成される導体線と、導体線を保持する誘電体基板と、少なくとも1つ以上の導体柱と、整合回路とを電気的に接続してなるものであり、第一の受電器は、一方が開放端となる線状の第一の導体線と、第一の導体線の開放端でない他端において少なくとも1つ以上の第一の導体柱とを電気的に接続してなるものであり、第二の受電器は、第一の導体線と対向配置された第二の導体線と、第二の導体線の開放端でない他端において少なくとも1つ以上の第二の導体柱とを電気的に接続してなり、第一と第二の導体柱の軸線とを同一直線上に対向して配置した場合に、直線に直交する仮想平面を対称面として第二の導体線が第一の導体線に対称となるものであり、送電部と受電部との間における伝送路間でインピーダンス整合させていることを特徴とする無線電力伝送システム。
リチウムイオン伝導体及びその製造方法、リチウムイオン電池用電極並びにリチウムイオン電池 松田厚範,武藤浩行,グエン フ フイ フク(Nguyen Huu Huy Phuc),松田麗子 特開2020-009595 特許第7184325号 イオン伝導性の良好なリチウムイオン伝導体及びそれを含むリチウムイオン電池用電極並びにリチウムイオン電池を提供する。 Li、Sb及びSを含み、Sb及びSのモル比がS/Sb≧6である第1硫化物を含有し、ラマン分光法により、326±5cm↑(-1)及び359±1cm↑(-1)においてピークが検出されることを特徴とするリチウムイオン伝導体。
高耐熱機能を付加した放熱性コンポジット絶縁板 村上義信 特開2019-153575 特許第7317340号 高い熱伝導性と高い絶縁性を共に有する複合絶縁板を提供することであり、さらには、200℃を超えるような高い耐熱性を有する複合絶縁板を提供すること、および、こうした複合絶縁板の製造方法を提供する。 高耐熱性熱可塑性樹脂と、該高耐熱性熱可塑性樹脂よりも熱伝導性の高い板状の熱伝導性充填材粒子とを含む複合絶縁板において、前記複合絶縁板の厚み方向に対する絶縁性破壊強度と前記複合絶縁板の厚み方向の熱伝導率の関係が、前記絶縁性破壊強度および前記熱伝導率を横軸と縦軸で表した線図上の絶縁性破壊強度が70kV/mmかつ熱伝導率が44.0W/m・Kとなる点と絶縁性破壊強度が200kV/mmかつ熱伝導率が8.51W/m・Kとなる点を結んだ直線を基準として熱伝導率が-8W/m・Kから+8W/m・Kの範囲内にある熱伝導性充填材粒子が配向していることを特徴とする複合絶縁板。
スピロ骨格を内包する多環式化合物の製造方法および多環式化合物 柴富一孝 特開2023-092552 少ない工程数によりスピロ骨格を内包する多環式化合物の製造方法を提供し、また環を構成する原子数(員環数)を調整した多環式化合物を提供する。 下式(1)に示すケトン類をS↓N2反応および分子内アルドール反応を起こさせる環境下で処理することを特徴とする下式(2)に示すスピロ骨格を内包する多環式化合物の製造方法。【化1】R↑1、R↑2およびR↑3は、水素原子、ハロゲン原子、メチル基、アルキル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基またはベンジル基を表し、R↑1およびR↑2は結合して環状になってもよい。Xは、脱離基を示す。n1およびn2は、1以上の整数である。
コアシェル型複合顆粒、コアシェル型複合顆粒を用いて作製した無機複合材料及びそれらの製造方法 武藤浩行,横井敦史,タン ワイ キアン(Tan Wai Kian),河村剛,松田厚範 特開2023-078711 コアシェル構造を有し、かつ、シェル部に含まれる機能性粒子の配置、配向を制御した粉末粒子を提供するとともに、この粉末粒子から作製した焼結体において、第一段としてマトリックス材料からなる島部と機能性材料が偏析した海部とからなる海島構造を有し、かつ、第二段として海部の機能性粒子が島部の境界線方向に配向した構造を有する二段階の構造制御された無機複合材料を提供する。 第一の無機材料の粒子からなるコア部と、該コア部の表面に付着されたシェル部とを有するコアシェル型の複合顆粒であって、前記コア部は、第一の無機材料による複数の粒子が球状に凝集された顆粒状であり、前記シェル部は、前記第一の無機材料による複数の粒子と棒状または平板状に形成された第二の無機材料による複数の粒子との混合物によって構成され、前記第二の無機材料による粒子が長軸を前記コア部の周方向に配向した状態で付着されていることを特徴とするコアシェル型の複合顆粒。
測定装置及び測定方法 鯉田孝和 特開2023-047826 感情や心理状態の変化に応じた瞳孔径の拡径変化を、精度良く測定することが可能な測定装置、及び測定方法を提供する。 被験者に向けて光を照射することが可能な光源と、前記被験者の瞳孔を撮影する撮影部と、制御部とを備え、前記制御部は、赤色の光のみを前記光源から前記被験者に照射し、前記赤色の光のみが前記光源から前記被験者に照射された状態で、前記撮影部により前記被験者の瞳孔を撮影し、前記撮影部による撮影に基づき、瞳孔径を測定することを特徴とする測定装置。
マイクロ流路における混合装置およびマイクロ流路デバイス 柴田隆行,岡本俊哉,永井萌土 特開2023-025493 比較的簡易な形状により広い流量範囲での混合効率を向上させる混合装置と、それを使用するマイクロ流路デバイスを提供する。 複数の供給流路と、これらの供給流路が合流する単一流路と、この単一流路の適宜範囲に形成される混合領域とを備え、該混合領域において複数の流体を混合させるマイクロ流路における混合装置であって、前記混合領域は、相互に対向する第1および第2の壁面と、第1の壁面から第2の壁面に向かって突出させて流体の流れに対して障害物として機能させる第1の障害構造物と、第2の壁面から第1の壁面に向かって突出させて流体の流れに対して障害物として機能させる第2の障害構造物とを備え、前記第1の障害構造物は、並列に配置された複数の第1の障害構造物構成部によって構成され、前記第2の障害構造物は、並列に配置された複数の第2の障害構造物構成部によって構成されており、前記第1の障害構造物構成部および前記第2の障害構造物構成部は、前記単一流路の中央線を軸として相互に非対称な状態で配置されていることを特徴とする混合装置。
無線充電装置 田村昌也 特開2022-191877 埋め込み型医療機器のための安全性が高い無線充電装置を提供する。 生体内への埋め込み型医療機器へ電力を供給する無線充電装置であって、送電側の回路部と、前記送電側回路部に接続される、2以上の導体平板からなる、少なくともひとつの送電器と、受電側回路部と、前記受電側回路部に接続される、2以上の導体平板からなる、少なくともひとつの受電器と、を備え、前記送電器の導体平板及び前記受電器の導体平板は、生体組織に対し相互に平行に対向して配置され、さらに前記送電器の導体平板は、その周囲を絶縁体によって覆われていることを特徴とする無線充電装置。
複合絶縁板および複合絶縁板の製造方法 村上義信,長尾雅行,川島朋裕,武藤浩行 特開2021-128940 特許第7174973号 母材の絶縁性樹脂の中で熱伝導性充填材の配向度を適性に制御し、更に充填密度を改善することで、良好な熱伝導率と十分な絶縁破壊強度を有する複合絶縁板およびその製造方法を提供する。 ポリメタクリル酸メチル(PMMA)による熱可塑性樹脂と、その熱可塑性樹脂よりも熱伝導性の高い窒化ホウ素(BN)による板状の熱伝導性充填材粒子とを含み、厚み方向の熱伝導率が15W/m・K以上で35W/m・K以下であり、厚み方向に対する絶縁破壊強度が95kV/mm以上である複合絶縁板であって、平均粒径4μmの前記熱可塑性樹脂による母材の中に平均粒径を45μmとする前記熱伝導性充填材粒子が分散され、かつ、該熱伝導性充填材粒子の面内方向が所定方向に配向されており、前記複合絶縁板の密度を1.82~1.94g/cm↑3とするものであることを特徴とする複合絶縁板。
アルジロダイト型結晶構造を有する固体電解質の製造方法 松田厚範,永井篤志 特開2023-147557 スケールアップや合成物の回収が容易で量産性に優れ、かつ、合成の再現性が良く、また、合成の副生成物を生じず、導電性や充放電容量の低下がなく、充放電の繰り返しにおいても突然の短絡や絶縁性反応層形成による加電圧の上昇がなく高いロバスト性を有するアルジロダイト型結晶構造を有する固体電解質の製造方法を提供する。 液相によるLi元素、P元素、S元素及びX元素(Xはハロゲン)を含むアルジロダイト型結晶構造を有する固体電解質の製造方法であって、固体電解質製造用原料前駆体液を調製する前駆体液調製工程と、該前駆体液調製工程によって調製された前記固体電解質製造用原料前駆体液を脱溶する脱溶工程と、該脱溶工程によって得られた乾固物を熱処理する工程とを含み、前記前駆体液調製工程は、少なくともエーテル結合を含まない非プロトン性極性溶媒を含む溶媒に、Li元素、P元素及びS元素を含み、かつ各元素のモル比を(3+a):1:(4+b)(0≦a≦2,0≦b≦1)とした材料が分散された第一の前駆体用分散液を調製する第一の前駆体用分散液調製工程と、少なくともチオール系溶媒含む溶媒に少なくともLiXを分散させた第二の前駆体用分散液を調製する第二の前駆体用分散液調製工程と、前記第一の前駆体用分散液と前記第二の前駆体用分散液とを混合する混合工程とを含むことを特徴とするアルジロダイト型結晶構造を有する固体電解質の製造方法。
演算処理装置および演算処理方法 佐藤幸紀 特開2023-132043 脳神経レベル規模に相当する脳神経回路シミュレーションをリアルタイムで処理する演算処理装置およびそれに用いる演算処理方法を提供する。 脳神経モデルHodgkin-Huxleyモデルをシミュレーションする演算処理装置であって、書き換え可能な論理回路の多重配列回路と、該多重配列回路は、電気的に一体となりインラインメモリとして動作するブロック・ランダムアクセスメモリと、第一のダイナミック・ランダムアクセスメモリと、に接続され、少なくとも二つのデータフロー型パイプラインを構成し、さらに、該多重配列回路は、電気的バスを介し中央演算処理装置と接続され、該中央演算処理装置が該電気的バスを介して接続する第二のダイナミック・ランダムアクセスメモリと、を備えることを特徴とする演算処理装置。
硫化物固体電解質の製造方法並びにその製造に用いる原料組成物及びその製造方法 松田厚範 特開2023-057065 特殊な装置を用いることなく、Li↓7P↓3S↓(11)を含む固体電解質、Li元素、P元素及びS元素を含む硫化物固体電解質と活物質とを含有する複合体の効率よい製造方法、及び、充電容量の高い全固体リチウム電池を提供する。 Li元素、P元素及びS元素を含む硫化物固体電解質の製造に用いる、溶液からなる硫化物固体電解質製造用原料組成物であって、前記溶液は、溶媒と、該溶媒に溶解している溶解物と、を含み、前記溶解物は、Li元素、P元素及びS元素を含み、前記溶媒は、(1)アルコール系溶媒と、(2)非プロトン性極性溶媒と、(3)エーテル系溶媒及びエステル系溶媒から選ばれる少なくとも1種とを含有し、紫外可視吸収スペクトルにおいて、波長610nm±15nmに吸収ピークを有することを特徴とする、硫化物固体電解質製造用原料組成物。
固体プロトン伝導体及びその製造方法、燃料電池用電解質膜並びに燃料電池 松田厚範,グエン フ フイ フク(Nguyen Huu Huy Phuc),河村剛,西田仁 特開2023-056959 無加湿条件下、100℃~250℃の中温領域において良好なプロトン伝導性を有する固体プロトン伝導体及びその製造方法、該固体プロトン伝導体を含む燃料電池用電解質膜並びに燃料電池を提供する。 無機酸化物からなる粒子部と、該粒子部の少なくとも一部を被覆し、窒素原子を含む複素環含有化合物及び酸により形成された塩を含む被覆部とを備える複合材料を含有することを特徴とする固体プロトン伝導体。

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